2001年09月08日(土) |
星野架名作品について☆ |
昨日に引き続き趣味丸出しの自己満足な語りです。お暇な方だけお付き合い下さい(笑) 復刊ドッドコムでずっと復刊を希望していた星野架名さんの作品が、やっと復刊交渉に入るという連絡を何日か前に受け取りました。
…といっても、今となっては「星野架名って誰?」と思われる方も多いと思います。星野さんは昔花とゆめで漫画を描かれていた方です。漫画は現在描かれていらっしゃらない?のかどうか、私もよく知らないのですが、シリーズものなどが中断した状態のままなのは寂しい限りです。 でも、とりあえず今まで描かれた分だけでもまた読みたい!ということで、復刊希望に一口乗りました。
星野架名さんの作品は一種独特な世界なので、とっつきにくく思う読者の方もいたと思います。つまりは好き・嫌いが分かれやすい作品が多かったということです。SF調というか、ファンタジックというか、そういう世界観のお話ばかりでした。シリーズものをいくつか描かれていたのですが、代表作は『緑野原学園シリーズ』という作品です。
『緑野原学園シリーズ』は、宇宙飛行士志望の明るく元気な少年・今西弘樹と不思議な力を持つ少女的な美少年・時野彼方を中心に、彼らを取り巻く仲間達の経験する友情物語や不思議物語です。 高校時代、この話が大好きでした。シリーズ中特に好きだったのが『ルナティック・シネマ』と『ヒューマン・ノーアの声』。『青い銀河の夜明け』で彼方が可哀想なことになって以来シリーズ中断なので本当に悲しい…。 実はCDとかOVAも出ていて、今でも持っています。OVAの主題歌になった『緑野原座フライトプラネット』とCD収録の『学園音楽〜瞳に映る空』が好き。
万が一シリーズが復活したとしても、花ゆめに載せるのはもう無理だろうなー。あの頃と比べると随分雑誌の傾向が変わってきてるし。 雑誌を移してもいいから復活させてくれないかな。作者の方御自身が今どうしていらっしゃるのか分からないんですけどね(^^;
シリーズではない短編の中では『1月の輪舞』という作品が好きでした。作品自体とは全く関係ないのですが、谷山浩子さんの『銀の記憶』という歌を聴くとこの作品を思いだします。好きになった人は、この世界では決して結ばることは叶わない人だった…というのがイメージ的になんとなく共通するかな、みたいな。 この作品のラストは泣けたんですー。パラレルワールドというのが本当にあるのか知りませんけど、あったとして、本当に住む世界が違う人を好きになってしまったらどうなるんだろう?と考えてしまいました。
とにもかくにも、復刊交渉が無事に済むことを祈りたいです。問題は出版社よりも寧ろ作者さんなんでしょうね。作者さんが出すのを嫌だと言ったらそれまでだし。何とか復刊までこぎつけて欲しいです。
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