昨年末に女の子を産んだ、会社の後輩Ｎちゃんの御宅にお邪魔してきた。
独身および夫婦二人のみの後輩ちゃんたちとも一緒だ。


生後二ヶ月の赤ちゃんはまだ首もすわっていなくて、とても頼りなげだ。
手も足も、そして指も爪も何もかもが小さくて愛らしい。
そして一日中、寝ているかミルクを飲んでいるか泣いているか、らしい。
いとおしげに我が子の顔をそっと撫でているＮちゃんの姿が、とても美しく見えた。


Ｎちゃんの旦那さんも同じ会社の人なのだが、私とは面識がない。
激務の合間をぬって早目に帰宅し、我が子をお風呂に入れたりオムツを
替えたりしているらしい。
案外うちの会社の男性は、子煩悩で子育てに協力的な人が多いようだ。
「成長しても、ムスメは嫁にやらん！」と力説していたのが笑えた。
世間の父親というものは、こういうものなのかしらん。


夕方になって赤ちゃんがぐずり出したのを機に、Ｎちゃん宅を辞した。
赤ちゃんはたしかに可愛いけれど、子育ては見るからに大変そうだ。
少なくとも残業をバリバリしなければならない仕事との両立は、ほぼ
無理なんだろうなぁ。

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