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東京国立博物館のプライスコレクション 「若冲と江戸絵画」展に行って来た。
テレビや雑誌で紹介されていたせいか、夏休みとはいえ平日なのに
かなりの混雑。土日はとんでもない人込みとみた。
江戸時代の絵画をまとめてじっくり見たことはないけれど、愛嬌たっぷりで
ユーモラスに描かれた動物たちの絵が面白い。
でも、鶴の目は性格悪そうだ。
「猛虎図」なる絵画が数点展示されていたけれど、実物の虎を見たことが
ないであろう江戸時代の絵師たちがどうやって想像上の虎を絵にしたのか
とても不思議であった。どうやら中国で描かれた虎の絵や、虎の毛皮を
参考にしたらしい。なるほど。
圧巻は展示最後にある、掛け軸や屏風の数々だ。
なにせガラスケースに入れられていない、ナマの絵を鑑賞できるのだ。
しかも、コレクションの持ち主であるプライス氏の主張である、
「日本美術を鑑賞する際、光の果たす役割は非常に重要である」に基づき、
時々刻々うつろう照明に照らされた絵画を見ることができるというオマケつき。
明るくなったり暗くなったりする照明の下、人物や動物が鮮やかに
浮かび上がったり、ゆっくりと背景にとけていく様は、いくら眺めていても
見飽きることはなかった。
夜は青山方面で舞台劇を見に行く。
安寿ミラ主演で、イギリスが舞台のブラックユーモアあふれる話である。
よくよく考えたら、すごく久しぶりに見る現代劇だ。
しかし、最後まで話がどう展開していくか、まるで見当もつかないくらい
テンポよくストーリーが進んでいって、小気味いい舞台であった。
それにしても、安寿ミラさんの美しさったら……。
あぁ、やっぱりナマでの芸術鑑賞は実にいいねぇ。
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