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2004年10月04日(月) |
スーパーウーマンはいらない |
昨日の座談会で出てきた話。
「職場に、仕事もバリバリこなして育児や家事にも手を抜かない
すごい女性の先輩がいるけれど、彼女を見ていると私にはとても
真似ができないって落ち込んでしまうんです」
と発言した人がいた。
いるいる。そういう人。
職場の後輩Hちゃんが、まさにそんな「すごい女性」だ。
頭もめちゃくちゃ切れて、残業出張徹夜もなんのその。涼しい顔で
ハードワークをこなしていて、並の男性社員など足元にも及ばない。
彼女を知る人は誰もが声を揃えて「Hちゃんは優秀だからねぇ」
とHちゃんのことを評する。(もっともHちゃんは独身だけど)
もちろん、世の中にはHちゃんのような人も必要だと思う。
でもね。
働く女性は皆、Hちゃんのようなスーパーウーマンのようであるべし、
と周囲の男性たちに勘違いされるのも非常に困る。
たいして優秀でない先輩の私は、ものすごーく困ってしまう(笑)。
男性社員にも優秀な人、普通の人、ちょっと…な人、がいるように
女性社員にもいろいろな人がいたほうがいい。
男性以上に優秀な女性だけが社会に出て働き続けていれば充分だ、
となりかねない状況は非常に好ましくない、とも思う。
昔は頭の悪い自分自身にイライラしたり落ち込んだり、
会社の中で数少ない女性技術者ということでプレッシャーを
感じたりもしていたけれど、後輩の女性も増えた今では
もうすっかりおばかな自分に開き直ってしまった。
「ゆうさんのような普通の人でも、気持ちよく働き続けていけるんですね」
と後輩の女性たちに思ってもらえればいい。
スーパーウーマンにはなれないけれど、仕事が楽しいから働いていける、
そんなロールモデルになれればいい。
最近はそういうことを考えながら、あせらず自分のペースで
仕事をするよう心がけている。
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