人恋しくて 一人も好きで
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2004年07月15日(木) はじめてづくし

私が生まれ育った地域では、お盆の行事をかなり派手に執り行なうらしい。

たとえば、我が家に飾られた初盆用の祭壇はこんな感じでした。
 ↓
祭壇

初めて見たときは、こんなに大きくて派手な祭壇が!?
とビックリしてしまいました。板の間がコレと供物でいっぱいに
なってしまって、人が座るスペースが殆どないくらいでしたから。



無形民族文化財に指定されている遠州大念仏という風習もあります。
さすがに我が家にはお念仏の人たちはやってきませんでしたけど、
そういえば子どもの頃にご近所に鉦や太鼓を盛大に打ち鳴らしながら
やって来た人々がいたなぁ、なんてことを思い出しました。




そうそう、迎え火や送り火も生まれて初めて焚きました。
あらかじめ入手しておいた松明に、玄関先で火を点けるのですが、
これがまたなかなか火を点けるだけでもかなり苦労しました。


結局のところ、こういったことに慣れているご近所さんに助けて
もらいまして、なんとか送り火を焚くことができました。
松明が燃え盛っているところに青竹を置いて、竹の節がパーン!!
と大きな音をたてたところで先祖の霊が戻っていく、ということ
なんだそうです。……こんなことすら知らなかったよ。




ちなみに、この送り火のときに大活躍したのは私の同級生のYくんでした。
小学生や中学生のときは、ものすごい無口で、どちらかといえば
いぢめられっこだったYくんが、今では立派に地域の行事を取りしきる
ようになっていたなんて、と思わず感慨にふけってしまった(笑)。


でもよく考えたら、あれから何十年(げ。)も経っているのだから、
そりゃ、お互いにすっかり変わってしまっているよね。
Yくんも今では一家の主として生活しているんだから
見違えてしまうくらいしっかりしていて当たり前だろうし。


頼りになる同級生がご近所さんでよかった。
これからもよろしくお願いします。
と挨拶してYくんと別れました。




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