人恋しくて 一人も好きで
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2004年05月13日(木) 敷居が高い

茶道のお稽古を続けていたり、着付けを習い始めたりしていたら
すっかり着物に興味がわくようになってしまった。
とはいえ、着物に関する知識も教養も持ち合わせていないので
もっぱら雑誌や本などを眺めてはため息をつくだけなのである。


しかし、デパートや駅ビルなどの呉服屋さんって
どうしてあんなに入りにくいのだろう?


ちょっとウィンドウショッピングをしているだけなのに、
つつと店員さんが近寄ってきて、「何をお探しですか?」と
ピタリと横にくっついて離れないからだろうか?

ワケがわからないまま、お高い着物を売りつけられそうになる
という気がするからだろうか?



ただ面白いなと思った点は、私のようないい年をしたオンナでも
「お客様のようなお若い方なら、こんな柄がお似合いかと…」
若いということを、やたらと強調されることだ。
単なるお世辞かと思っていたら、呉服屋さんの店員は
50代60代の人が多いのだ。
そりゃその人たちから見れば私はバリバリ若いよな。


ちなみに、今読んでいる本に、はじめて着物を誂えるときに
いくらお金を用意すればいいか、という話が載っていた。
参考までにここに書き写してみると、こんな感じである。



 色無地の着物 約170,000円
 袋帯     約350,000円
 長襦袢     約50,000円
 半襟(化繊)   約450円
 肌襦袢     約1,100円
 裾除け     約2,200円
 腰紐(2)    約5,200円
 伊達締め(2)  約13,100円
 腰ふとん    約2,000円
 帯板      約2,500円
 帯枕      約1,600円
 帯揚げ     約12,000円
 帯締め     約17,000円
 草履      約28,000円
 足袋      約2,000円
 バッグ     約34,000円


 合計     約691,150円


やっぱりお高い!!


1枚の着物や1本の帯を作るための、職人さんたちの手間暇を
考えると妥当な値段なのかもしれないけれど、やはり気軽には
手を出せない金額である。
着物は着たいけれど、敷居が高くて…、という人が多いのも
無理はない気がする。


あの「なにがなにやら」が本になりました!詳しい情報はこちらもしくはこちらへ。某直木賞作家も激賞!の内容だよ。
よろしければ、↓の記念てぬぐいもどうぞ。

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