人恋しくて 一人も好きで
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2004年02月26日(木) 逃げ道

実は今月は、あまり本を買わない月間なのである。


とはいえ、雑誌はぼちぼち買っている。
ちょうどおもしろそうな特集があったので、某キモノ雑誌を値段も見ずに
本屋のレジに持っていったら、なんと2,000円近い値段だった。げ。
この本で殴れば人を殺せそうなくらい重いし、季刊誌だから
仕方ないのかもしれないが。うーむ、でも2000えん…。




まぁ、とにかく最近は、先月BOOK OFFで買い込んだ本を読んでいる。
ついに『竜馬がゆく』全8巻も読み終わった。
何故、坂本竜馬という人物を尊敬する人が今でもいるのか、
その理由がわかった気がする。

この小説によると、坂本竜馬は他人と議論をするとき、決して
相手を打ち負かすことなく、必ず逃げ道を残しておいたそうだ。
完膚なきまでに相手を議論で打ち負かしても、ただ相手から
恨みをかうだけだから、という理由かららしい。



なるほどなぁ、と思った。
理系の職場にいると、周囲の人間は理屈っぽい人間ばかりだし、
議論となるとトコトン自分が納得するまで話し合うことが多い。

そのこと自体は決して悪いことではない。
ただ、それをプライベートにまで追求する人がいるので
すごーく疲れることもしばしばなのだ。
ちょっとしたミスを徹底的にあげつらったりとか。

仕事は厳しく、人には優しく、だと思うのだけど、
逃げ道を叩き潰すくらい、他人にも厳しすぎる人とはつきあい難い。




これ以外に今月読んだ本。

『ドミノ』 恩田陸 (先月の文庫新刊。まさにドミノが次々倒れていくような読後感)
『すべてがFになる』 森 博嗣 (Fって…そういう意味か! 絶句。トリックはそこそこわかったけど)
『紙婚式』 山本文緒 (手持ちの本。某掲示板でオススメ本として紹介したので再読)


あ、明日の通勤電車では何読もう…。


あの「なにがなにやら」が本になりました!詳しい情報はこちらもしくはこちらへ。某直木賞作家も激賞!の内容だよ。
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