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そろそろ受験シーズンも終わりにさしかかる頃でしょうか。
受験生をおもちのおとうさん、おかあさんは
さぞ毎日やきもきしていることでしょう。
私なんて、ついこないだ
大学を卒業したばかりのような気がしているのにね。
こんなことをふと考えたのは、今日たまたま5年ほど前に実施された
「女性と理系進学」に関する調査結果を読んでいたから。
今でも、理学部、工学部、医学部、農学部などの
いわゆる理系学部に進学する女子生徒はとても少ないし、
さらに理系と呼ばれる職業に就く女性はもっと少ないです。
そんな理系女性たちが理系を選んだきっかけは、
その専攻分野に興味を持っているからとか、
両親や先生などの影響を受けたからとか、
理系が自分に向いていると思ったからとか
そんな理由からでした。
そこで、私が理学部に進学した理由ってなんだろう?
とつらつら思い返してみたのですが、
どうもこれといった理由が思いつかないのです。
両親や親戚には理系の仕事をしている人はいないし、
母親はそもそも「女の子は短大でも卒業して、
そこそこ働いて結婚でもすればいい」という考えの人だし、
高校の担任には、理学部進学を消極的に反対されたし、
理系大学を受験しようとしたら、「ヨメにいけなくなるよ」
と同級生に言われたりとか、
どう考えても周りから足を引っ張られてばっかりやん!
ええ、もちろんそんな反対意見に耳を貸すような
私ではありませんが(苦笑)。
私が理科や数学が好きだと思うようになったきっかけは、
子どものころ『キュリー夫人』の伝記を読んだことかもしれない。
または学研の『○年の科学』を毎月とってもらったことかもしれない。
あるいは『なぜなに100のひみつ』(タイトル違うかも)という
学習まんがを読んだせいかもしれない。
あえて言うなら、高校生のとき地元の児童館かどこかで見た
「超伝導」に関する科学映画を見たことがきっかけなのでしょう。
マイスナー効果といって、液体窒素で冷却した超伝導体が
ふんわりと宙を浮くのが不思議で不思議で
それが「これから科学を学んでいこう」と明確に意識した瞬間だったと思います。
そして大学生のころは、
高温超伝導フィーバーや超新星1987Aの発見など
科学がとてもホットな話題を提供していた、
とても幸せな時代を過ごしていたんだと思います。
まぁ、その後はそれなりに紆余曲折があった現在に至るわけですが、
給料も安いし、バリバリにコキ使われるし、
毎日睡眠不足に悩まされながら働いていても、
かなり自分のやりたいことを自分のペースで出来る
今の仕事は気に入っているのです。
ところで話は変わりますが、
娘さんをおもちのおとうさんおかあさん、
娘さんはぜひぜひ理系に進学させるべきです!
就職にも有利だし、いろいろつぶしが利くし、
なにより文系の勉強は比較的いつでもできますが、
理系の勉強は学生時代でないとなかなかできません。
ね。
私ももう少し仲間がほしいの。
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