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2002年06月11日(火) |
さくらんぼによせて。 |
日本人なら、やっぱり佐藤錦。
アメリカンチェリーは邪道。
というマンガがあったけれど。
お高いんですよねぇ、佐藤錦。
ちょうど週末に、八百屋で安売りしていたので、
いただきものの枇杷と一緒に、毎朝少しづつ食べてます。
黄色と赤のつやつやした小さな丸い実。
口に入れると、甘酸っぱさがいっぱいに広がって、
なんだか故郷の味がします。
私の実家の庭には、さくらんぼがなる木があって、
初夏になると、枝いっぱいに実がなるのです。
青から赤に、少しづつ色づいていく実を毎日眺めては、
明日は食べごろになるかな?
なんて楽しみにしていたものでした。
実際は、カラスやスズメなどの鳥たちが、
いち早く食べごろの実をたいらげてしまうので、
人間たちが食べられるのは、ほんのぽっちり。
しかも実は小さいし、種ばかり大きくて少しすっぱいし。
それでも、庭のさくらんぼを食べるのは、
私たち家族の、毎年のささやかな楽しみだったのです。
だかしかし。
うちの庭は、近所のパチンコ店の駐車場にも面していたのです。
そしてある年、そのパチンコ店の店員が、
駐車場の整備をしているときに間違って、
わが家のさくらんぼの木を切り倒してしまったのです!
なんてこったい!!
いえね確かに、その木は庭の境い目近くに植わっていました。
でも、ちょっと注意していれば、
その木が駐車場の敷地内に生えていないことはわかるはずなんですよ。
今では、切られてしまったさくらんぼの木もだいぶ枝が伸びてきて、
さくらんぼもそれなりに実がなっているようです。
しかし、さくらんぼを食べるときはいつも、
子どものころに見たあの、
さくらんぼが鈴なりの庭の木を思い出してしまう私なのです。
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