人恋しくて 一人も好きで
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2002年03月11日(月) 湯布院 湯けむり紀行 - その2 -

初日の宿は「湯布院ハイツ」という公共施設です。
ここは人気が高いらしく、一日分しか予約できませんでした。
夕飯を食べて、温泉に入って、この日はおしまい。

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3月11日月曜日。旅行2日目。

朝食の前にお風呂に入りました。
ここの共同風呂はなかなか広いし、露天風呂もいい感じ。
朝早いのに、もうすでによそのおばちゃんたちが入浴していた。
さすがだ、おばちゃんたち。

朝食を食べて、ひと息いれてからチェックアウト。
宿の人に由布院駅まで送ってもらってから、
「あ、そういえば、部屋から電話をかけた分、料金払ってない」
ということに気が付きました。
私もすっかり忘れていたことだし、気が付かなかった宿の人も
いけなかったと思い直し、さくっと忘れることにしました。へへ。

観光案内所で、辻馬車で湯布院一周の案内が出ていたので
これも予約することにしました。
10人くらいが乗れる馬車を、馬一頭でひいて廻ってくれるそうです。
駅前を見渡すと、馬車と白馬が一頭、控えて待っています。
思わず近づいて、
「うわ〜、君が馬車をひいてくれるんだね。よろしくね」
と声をかけながら、馬の鼻先をそっとなでていると、
その馬が顔を私にすりよせてきました。
人なつこくて可愛いやつです。

白馬の手綱を引くのは、王子様ならぬ馬のオーナーのおじさんです。
ぼそぼそと「ここの温泉はいいですよ」とか
「この店のから揚げはおいしいので有名です」とか
案内をしてくれます。
馬車はカラカラカラと小気味いい音をたてて、湯布院の町を走ります。
人間が走るくらいの速度で進んでいるのでしょうか。
「湯布院で最強の乗り物は馬車ですね。馬車が前にいると
 車は絶対抜かすことができませんから」
と、別の人が言っていました。
たしかに広くない道で馬車を追い越すのは難しそう。

約1時間ほど、馬車で湯布院を廻った後は、金鱗湖に向かいました。
駅から金鱗湖に向かう道沿いには、土産物やらなにやらを売るお店が
林立していて、観光の中心となっています。
ぶらぶら歩きながら、豆腐アイスを食べたり、
お店をのぞいたりしているうちに、金鱗湖に到着です。

お昼は宿の人に聞いておいた、お蕎麦やさんに入りました。
お蕎麦も蕎麦湯もおいしかったけれど、
次々とお客さんが入れ替わり立ち替わりやってくるので
あまり落ち着かなかったな。

(まだつづく)


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