Sun Set Days
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| 2003年10月11日(土) |
『インファナル・アフェア』 |
『インファナル・アフェア』を観てきた。土曜日の恒例のメンバーで。 トニー・レオンとアンディ・ラウが共演していることでも有名なあまりにも渋い男のドラマ。ストーリーはホームページの文章を一部引用すると、
警察学校で優秀だったために、警視からマフィアに潜入することを命令されたヤン(トニー・レオン)。一方、マフィアのボスの指令をうけ警察官となったラウ(アンディ・ラウ)。自分の道を選ぶために相反する世界に潜入させられた18歳の二人はその偽りの生活を10年も続けることとなる。そしてある日、麻薬捜査の失敗から警察とマフィアの内部に潜入社がいることが発覚。それぞれ二人は裏切り者を探し出すことを命じられる。そして遂に、二人の運命が交叉する時がやってくる…。
このストーリーを見て、これは絶対に観に行こうと思っていたのだけれど、予想以上に重い映画だった。最初と最後に無間地獄について触れられているのだけれど、それもなるほどと、思えるような。 結構たくさんの伏線が張られていて、それが物語に救いを与えている部分もあって、一緒に観に行った後輩の1人は、「もう一度観てもいいかもしれない」と話していた。また、ハリウッドが史上最高額でリメイク権を獲得したというのも話題になっていて、ブラッド・ピットが主演するらしいのだけれど、ハリウッドがこのストーリーをどう料理するのだろうと、これはまた『猟奇的な彼女』のハリウッドリメイク版をさりげなく楽しみにしている身としては興味深かったりもする。 ただ、ストーリーの要所要所に哀感を漂わせた情緒的なシーンがあったり、フェード・アウトを多用する手法がそれぞれの立場の不安定さを印象的に感じさせていたりといったどちらかというとアジア映画っぽい部分はどうなるのだろうとは思うのだけれど。
それにしても、トニー・レオンとアンディ・ラウが共演しているなんてと思ってしまう。2人とも存在感があって、演技が巧かった。2人の主人公の18歳のときからの人生の流転のことを考えて観ると、なおさら感じ入ってしまう映画だった。
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お知らせ
ケリー・チャン(リー医師役)は相変わらず美人なのでした。
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