Sun Set Days
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2003年07月03日(木) 「A THOUSAND BEAUTIFUL THINGS」

 今日は休日で、正午から後輩の車で東京に買い物に行ってきた。
 横浜から目的地である新宿までは高速で約1時間。地下の駐車場に車を停めてから、まずはご飯を食べる。
 マイシティの7、8階にある「SHUN/KAN」の中の店。
 それから、コンランションプまで歩き、柳宗理の「YANAGI CATALOGUE 2003」を覗いて、再び新宿駅まで戻る。
 新宿駅周辺の百貨店やファンションビルではバーゲンが開催されていて、平日だというのにかなりの人で賑わっていた。
 特に、後輩が洋服を買っていたユナイテッド・アローズではセール初日ということもあって、ものすごい混雑ぶりだった。
 また、いくつかのレディースのショップの販売員たちは「今日からセールでーす」と声を張り上げ、たくさんの人を店内に招き入れようと必死だった。
 結局、僕は洋服とかそういったものはひとつも買わなかった。ただ、後輩と2人で結構な距離を行ったり来たり歩いた。

 今日購入したもの。

 東急ハンズで買った、特殊な電球(サイズとワット数が小さくて、近くの電気屋に売っていなかったもの)。
 HMVで買ったアニー・レノックスのアルバム『Bare』。

 これだけ。
 相変わらずいくつかの店では本棚を探していたし、ブックスタンドなんかも探していたのだけれど(机の上に辞書をちゃんと立てておきたくて)、どちらも印象に残るようなものはなかった。いくつかの電気屋でi podも見て相変わらずそそられはしたのだけれど、それはやっぱりぐっと我慢して。
 物欲は随分と減ってきたかもしれないと自分のことながら思う。

 15時過ぎにカフェで休憩をして、20時過ぎにみなとみらいで回転寿司を食べて帰ってきた。
 部屋に着いたのは22時少し前。明日からはまた仕事で、頑張ろうと思う。

 アニー・レノックスのアルバムのこと。
 ユーリズミックスが好きだったので、いままでもアニー・レノックスのソロアルバムを買ってきた。そのたびに思ってきたのが歌がとてもうまい人だということと、存在感のある人だということだった。そして、この8年ぶりのソロ・アルバムではそのことを改めて再認識させられた。より正確に言うのなら、存在感があるというより、貫禄があるといった方がいいのかもしれない。
 日本盤のアルバムではアルバム・タイトルが『素顔』と訳されていて、その言葉の通り自らの内面と向かい合うかのような歌が収録されている。日本盤を購入したので対訳の歌詞カードがついていて、その中にはアニー・レノックスが正面を向いている印象的なジャケット写真についての本人の説明も収められている。ここでは書かないけれど、その文章がとても印象的なものだった。もちろん、音楽は本質的にはそのアーティストの言動と重ね合わせるのではなく音楽のみで評価したり考えたりするべきものなのかもしれないけれど、それでもその文章を読んで、ジャケット写真を見て、そこに込められた意図を感じながら曲を聴くと、実感できる部分が大きくなることも事実だと思う。「A THOUSAND BEAUTIFUL THINGS」というのは1曲目のタイトルなのだけれど、円熟味を増したアニー・レノックスの歌を聴いていると、聴き入ってしまうというのが本当に正直なところだ。本物というような、様々な装飾がなくなった素の部分での根元的な魅力のようなものが感じられるような。

 早速ハードディスクに録音して、メモリースティックに入れたので、明日から出退勤時に聴こう。

 ここまで書いたところで、同期から電話がかかってきて30分くらい話す。近々大きな人事異動があるという話で、そのことについてとかを話す。
 以前一緒に仕事をしていた奴で、気の合う奴なので、時々どちらともなく電話をしているのだ。


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 お知らせ

『Bare』は、じわじわとよいアルバムです。


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