Sun Set Days
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2003年04月30日(水) |
『ベッカムに恋して』+横浜で買い物 |
今日は休日で、横浜まで出掛けてくる。 目的は映画と買い物で、映画は『ベッカムに恋して』。この邦題の付け方には妙なねらいが感じられもするのだけれど、ストーリー自体には実際のところベッカムはほとんど関係ない。サッカーが大好きなインド系の少女が、家族に反対されながらも迷いながらも夢に向かって進んでいくというものだ。予告編などを見て面白そうだったので、見に行くことにしたのだった。
横浜でこの映画を上映していたのはヨコハマ・シネマ・ソサエティという91席のミニシアター(西口付近)。結構古い作りで、地下にあるのだけれど、長方形の劇場には段差がなく、満員だったら前が見にくくなるケースも少なくないだろうなというところだった。この映画館の変わっているところは、映画館の中(つまり一番後ろの座席の横)にジュースなどを売る売店があることで、上映の数分前に係がそのコーナーにやってきて、ジュースなどの注文を受け付けてくれる。いままで結構様々な土地でいくつもの映画館に行ってきたけれど、座席の横に売店があるのははじめてのケースで驚く。 世界は広い。日本でも地方都市に行ったらもっとずっと変わっている映画館がたくさんあるのだろうか。
映画の方は少し期待しすぎていたのかもしれないというのが感想。 もちろん面白かったのだけれど、笑いあり感動ありという前評判や予告編での印象でかなり期待していたので、その分ちょっと残念だったというところ。もちろん、サッカーに情熱を傾ける主人公の青春物としても楽しめるし、親友と同じ人(サッカーのコーチ)を好きになってしまうことだとか、古き慣習に従わせようとする家族の反対があったりと、盛り沢山のストーリーでお腹いっぱいではあった(しかも途中にインド映画っぽい歌と踊りも挿入されるのだ!)。けれども笑いにしても感動にしてもそれほど強くはツボにはまらなかった。 笑いと感動ということについて言えば、やっぱり『猟奇的な彼女』があっただけに、それと同じくらいのものを求めていたのかもしれない。
けれども、サッカーシーンはやっぱり痛快だし、最初のベッカムと一緒にプレイしているという夢想のシーンなんかも、結構笑えはしたのだけれど(その夢想の試合の解説者にかつてのワールドカップの得点王リネカーがいるというのも小技が利いている)。
これはティーンエージャーの女の子とかが見たらもっとずっと楽しく感じるのだろうか?
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CDを2枚買った。 PSY・Sのベストアルバム『TWO HEARTS』と、小泉今日子のニューアルバム『厚木I.C.』。 ジャパニーズ・ポップづいている2枚。 PSY・Sの方は先日有線で久しぶりに聴いて、昔カセットテープを友人にもらって繰り返し聴いていたなということを思い出して欲しくなったもの。タワーレコードで探したらベスト盤があったので購入。ものすごく久しぶりに聴いたのだけれど、懐かしくやっぱりいいなとあらためて思う。もう10年以上も前のグループなのだということに驚く(「Angel Night」とか改めてよい曲)。 いまの学生とかはこのユニットのことを知らないのかもしれない 小泉今日子の方は、いままでこの人のアルバムを1枚も持っていなかったのに、試聴機のところで『厚木I.C.』というタイトルを見て(懐かしいなー)と思い試聴してみたらよい感じで、そのまま購入。昔厚木の近くに住んでいたことがあって、厚木I.C.で車を降りたこともなんどもあったので、それでなんとなく。宮沢和史や高野寛が作曲を手がけているということで、世代的には結構はまりがちなところかもしれない。ジャケットの写真もなんでもないような街中で小泉今日子が煙草を手にしているような肩の力の抜けたいい感じの写真で、そういった全体の雰囲気に惹かれた部分もあった(部屋に帰った後その写真を撮った人を確認すると、佐内正史だった。納得)。
どちらも部屋に帰ってきてから聴いて見たのだけれど、いい感じだ。昔はもっと洋楽よりだったのだけれど、最近は邦楽もかなり好きだ。いい曲であれば、なんでもいいのだなとは当たり前だけれど実感する。
横浜は平日だというのに人がとても多くて、いったいどこから来ているのだろうと思ってしまう。 特に西口近辺は路地が多いから、なおさら人が密集して感じられるのかもしれない。
映画を見た後はスーツを買い、本を買い、スーツの裾上げが終わるまでの時間桜木町近辺でいろいろな店を見る。桜木町近辺にある店で見てみたいところがいくつかあったのだ。東急で横浜から桜木町に移動し、ぐるぐる店を見て回り、時間があったのでそのまま横浜までのんびりと歩く。新しいマンションがたくさん建設されていて、大きなクレーンが灰色の雲の下、絶滅し損なった恐竜のように首をもたげているのが見えていた。歩いてみると意外と近くて不思議な感じがする。
横浜に戻ってからまだ時間があったのでスターバックスで買ったばかりの本を読む。 それから無印良品に行ってノートを買い(ダブルリングノート。ベージュ・B5・80枚・無地)、東急ハンズとビブレ(HMV)とヨドバシカメラをひやかす。無印のこのノートは以前から仕事で使っていて、ちょっとしたメモとか、ミーティングの内容とか、とにかく何でもそれにどんどん書いていく用としてとても重宝している。きれいに使おうとかは考えずに、とにかくどんどん乱雑に書いていくやつ。罫線もないので、その用途にはぴったりなのだ。それと、透明のやっぱり無印のクリアファイルを使っていて、そちらの方にはとっておかなければならないA4の文書やもらったメモや伝票類などを入れている。クリアポケットになっているタイプで、関連するものはすべてひとつのポケットにつっこんでおけば紛失もしないし、あとで整理することもできるし。文房具はやっぱりなんだかんだいっても使い慣れているからなのか無印のものが使いやすいような気がしてしまう。
スーツを受け取りに行くときにYシャツとネクタイも買う。スーツを買いに行くと、幼い顔していても大人なんだねえと自分のことながら思う。最近はもっぱら2プライスストアで買う。2プライスストアはわかりやすいので気に入っている。それが何にせよ、わかりやすいことってよいことだ。
帰りに高島屋の地下の【GRAMERCY】でケーキを買う。目当てのニューヨークチーズケーキは売れ切れていた。この店のケーキの箱を入れてくれる薄いグレーの透明な袋がかなり格好よくてしみじみと見てしまう。味はちょっと大味で個人的には……だったのだけれど。
電車に揺られ、バスに乗って部屋へ。早速CDをかける。部屋にいる間は仕事の資料等を作るために集中したいとき以外はほとんど百パーセント音楽がかかっている。 明日も休日なのだけれど、休日があった上司と後輩とアルバイトの学生と麻雀大会。社会人になってからほとんど麻雀をする機会はなくなっているのだけれど、4〜5ヶ月に1日くらい行われる。4人中2人ははじめての人なので、どうなることやら。楽しみ。
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お知らせ
よく考えると、今日一日で結構な距離を歩いたのでした。
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