Sun Set Days
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2002年12月14日(土) 添削+ライブカメラ2

 新しい部署ということでまだなれないことも多く、部屋に帰ってから借りてきた(勝手に持ってきたともいう)マニュアルを飲み物を飲みながら読み込んでいたりするのだけれど、今日はそれとは別に、人の書いた文章の添削もしていた。関西にいる後輩から、社内のレポート課題(社内の試験を受けるために必要)がE-mailで送られてきたのだ。添削と書くと結構大げさな感じだけれど、ダメだしお願いしますとのことだったので、細かな部分を書き加えたり削ってみたりして、あくまでも一例という形で返信をする。原稿用紙6枚分。
 ということで、こんな時間に(午前1時30分)。

 でもまあ、そういうのって結構嬉しいのだけれど。


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 以前のDaysで、よくライブカメラを見ることが多いということを書いた。そして、その中でも一番見てしまうカメラは以下のURLの「小清水原生花園」のものだ。


 http://www.stv.ne.jp/webcam/koshimizu/index.html


 いま、このURLを見ると、道路に雪が積もっているのが見える。数日前に、雪を見たときには思わず驚いてしまったし、その雪の道路の感覚が妙に懐かしかったりもした。もちろん、関東でも先週には雪が降ったのだけれど、それとはまた別で、北国の冬が強くイメージされるのだ。冬の道路の、雪の景色の中を歩いているときの身体の芯から冷える寒さの感覚のようなものが。

 残念なことに、このカメラは午後6時過ぎに停止してしまうことが多いようで、よく同じ時間で翌朝まで動かなくなっているのだけれど、ときどき夜でも動いていることがある。そういうときには、夜の道路を車が通り過ぎて行くヘッドライトが見えたり、電灯の明かりが見えていたりする。毎日のように見て、ときには画像を保存することさえあって、いまではそのフォルダのなかには結構な数の同じ場所の、それぞれの日の、それぞれの時間の画像が残されている。

 たまにそのフォルダを開いて、大量の画像を順に見たりするのだけれど、たとえば9月の、あるいは10月のある日の画像を見ていると、切り取られた過去を見ているような気がして不思議な気がする。たとえばたくさんの切手を挟み込んだ切手帳のように、そこには価値のある時間が収められているのだと思う。

 朝も、昼も、夜も、本当にたくさんの日の、たくさんの時間の画像がそのフォルダの中に収められている。

 1枚ずつ順番に見ていると、同じアングルの景色なのにそれぞれがちゃんと違っていて、普段見慣れた光景さえも、より目を凝らして見ると日々ちゃんと異なっているのだということを実感させられる。定点観測という言葉がふさわしいのだと思うのだけれど、同じ視点で毎日画像を集めていることが、季節の変化というものをリアルに実感させてくれている。ほんとうに、全然違うのだ。なかには、たった一日でもふいに大きく感じが違っている日もあって、そのときには目には見えない季節の精のようなキャラバンが、その地方から立ち去ってしまったのだというような感慨さえ抱く。

 いずれにしても、部屋にいながらにして遠い場所にある通りを眺めることができるというのは、すごいことだと思う。いつかこの道路を歩いてみたいなともやっぱり考えてしまう。


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 お知らせ

 このページは以前にも触れましたが、お気に入りなのです。


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