Sun Set Days
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先日、『知恵蔵』を買った。毎年、同じ時期に示し合わせたように発売される3種類のうちの1冊だ(残り2冊は『イミダス』と『現代用語の基礎知識』)。 個人的にはどれでもいいので(そんなに内容が変わっているとは思えないし)、結局付録で決めることが多い。 それで、今回は「とっさの日本語便利帳」という付録に惹かれて『知恵蔵』を購入することにした。 これは、季語とか、記念日とか、ビジネス用語とか、覚えておくと損はないようないくつもの言葉をまとめたもので、国語辞典の巻末に付いているような付録だけを1冊の本にしたようなものだ。 もちろん、中には便利と言われても実際使わないよなというようなものもあるのだけれど(外国の国名を漢字で書くとどうなるかとか、メール言葉とか)、それはそれで結構面白い。 たとえば、メール言葉のページには、「おなクラ」=「同じクラス」とか、「じゃねバイ」=「じゃあね。バイバイ」、「ロイホ」=「ロイヤルホスト」とか、なんだかなあと思えるような略語が多数紹介されている。「じゃねバイ」なんてはじめてみたけれど、確かにメールの場合は様々な言葉を短縮した方が早く打つことができるので重宝するのかもしれない。 じゃねバイか…… けれど、この付録は本当に便利だ。 たとえば、こんなことも載っている。
星のささやき
屋外の気温が氷点下50度以下になると、人の吐く息が耳のあたりで凍り、かすかな音をたてる。シベリア東部のヤクートでは、この音を”星のささやき”という。(「四季の言葉」のコーナーの単語。31ページ)
はじめて知った。思わず厳寒のシベリアを頭の中で思い浮かべてしまう。フードをかぶった鼻水も凍るほどの寒さの中にいる2人組なんかのイメージを。
『知恵蔵』とかって、ぱらぱらとめくって読んでいると、結構様々なことを知ることができておもしろい。というか、自分があまりにも多くのことを知らないことにあらためておどろかされてしまう。もちろん、すべてを知り得ることはできないし、そうする必要もないとは思っているのだけれど、それでも世界はあまりにも多くの事柄から成り立っているのだということをまざまざと見せ付けられてしまうような気がする。インターネットもそうだけれど、こういう本もやっぱり便利だ。自分の専門外の、様々な事象をわかりやすく、シンプルに説明してくれているもの。
そして、様々なことを知らないという意味で言えば、僕はいまいわゆる全国紙をとってはいないし、夜のテレビのニュース番組だって見ていない。 ニュースはネットのニュースサイトで結構事足りてしまうと思っている。 もちろん、それでは絶対量として少ないのだろうけれど、職場にも新聞はあるし、ニュースはある程度知ろうと思えば果ても切りもないため、それくらいがちょうどいいんじゃないかとも思うのだ。一時期、結構しっかりと新聞を読んでいた時期もあったのだけれど、多くのニュースは忘れてしまうし、読むためにかける時間の方が、そのニュースに付随する物事から得られるものよりも、圧倒的に多いような気がしたのだ。収支がマイナス、という感じ。 それに対して、ネットのニュースは見出しのみで興味を抱いたものだけクリックすればいいわけだから、都合がいい。 興味のあるニュースだけを知っていればいいという考え方はもしかしたら偏っているのかもしれないけれど、それでも時間は限られているのだから、一日を自分なりの優先順位で線引きを行っていかないと、あっという間に埋まってしまう。 それなのでいまは、これでいいかなと思っている。ニュースは新聞じゃなくネットで確認するというやり方で。
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お知らせ
ヨドバシカメラから「POINT NETWORK」が送られてきました。ボーナス前になるといつもくるやつ。物欲が……
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