とっとっとの日記
団地妻(二人の子持ち)の日常。
旦那は元気で留守がいい。
でも子どもを風呂には入れてくれ。

2007年03月07日(水) 儚い夢でした

仕事から帰ったきたヒラリンが元気がない。
還ってきた時「ただいま」と言わなかったし、なんだか落ち込んでる。

どうしたんだろう?と思っていたら、突然

「熊本に帰ろうか」

と言い出した。
とっさにリアクションができなくて、
「いや、帰るけどさ・・・里帰り出産とかじゃなくて?」
と言うと
「とりあえずしばらく実家に厄介になって、荷物とかぼちぼち送るけん」
と言い出した。

どうしてそんなことを言い出すのか聞いたら「親父とケンカになって、クビになった」そうだ。


ケンカの原因は会社のことらしいのだが、要するにヒラリンがやったことがお義父さんの気に障ったということだ。
それで言い争いになって「何様だと思ってるんだ。お前はクビだ」と言われたらしい。
ヒラリンはそのこと(ケンカの原因)に対しては自分でも失敗したと思っていたので謝ったらしい。でもお義父さんはどうして自分に断りなく勝手に判断したのか怒っていて、結果言い争いになり上記のセリフがでてきた、と。
しかし、以前に同じことをお義父さんもやっていてヒラリンが「あんたも同じことをしとるたい」と言い返したもんだから、お義父さんがヒートアップ。
そうなるともう行くとこまで行かないと収まらないらしい。


熊本に帰ったら仕事はどうするのか、とかどこに住むか、とかいろいろ不安だがまあなんとかなるだろう。
住むのはしばらく私の実家でもいいし、ヒラリンの収入が減るなら私が働いてもいいし(出産してからな)、しーちゃんは保育園にいれて・・・とこの先のことを思い描いてみた。

しかし、ヒラリンがいなくなったら会社は?
お義父さんが社長だけど、実務をこなしているのはヒラリンだ。
可燃ゴミの収集は基本的に従業員の人たちが行うが、資源ゴミや廃プラスチックの収集、事業所のゴミ収集、あと突発で入る引越しゴミの収集なんかのときはヒラリンも収集して回っている。(月2回だけお義父さんも収集にでてるけど)
あと市役所に提出する書類もヒラリンが書いている(そしてそれを私がパソコンで清書している)各事業所に対する請求書も書いて配っている。
年度が変わるから、また見積書や契約書など市役所関係はうるさくなるはず。
これらは私が知っている範囲のことだけだから、きっと他にも仕事があると思う。これらのことをお義父さんができるのだろうか。

と聞いてみたら

「できんど」(できないだろう)

じゃあ、どうすんだろうと思ったが私が考えても仕方ないしな。


とりあえず熊本に帰るのは来週の月曜日にしーちゃんの三種混合(追加)予防接種が終わってからにしたい、と言っていたら来客が・・・

こんな時間に(といっても7時半ぐらい)誰だ?と思ったらお義母さんでした。




ヒラリンはクビになったので事務所の鍵を実家に置いてきたのをお義母さんがわざわざタクシーで持ってきたのです。

お義母さん曰く「お父さんに言われて鍵をもってきた。タクシーもお父さんが呼んだので、それに乗ってきた。お父さんもああいう人だから(どういう人?)気にせず持っておきなさい」みたいなことを言って鍵を渡してきた。




結局事務所の鍵はまたヒラリンの手元に戻ってきて、私は熊本に帰る機会を逃しました。

可笑しかったのは、話の後半はヒラリンの抜け毛の予防話になってしまったことだ。
うちの玄関を出るときまでお義母さんは「頭を洗ったあと、頭を水で流したら頭皮が引き締まって抜け毛が減るから!!」と熱弁を振るっていた。
息子のクビより、薄くなっていく毛髪のほうがお義母さんには問題らしい(笑)





しかしもっと可笑しかったのは、私が今日結婚記念日だということをすっかり忘れていたことだ。

ヒラリンから「結婚記念日にこんなことになって・・・」と言われるまで忘れてた。


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