「ぶらんこ乗り」を読了しました。 とても愛しい物語で、涙があふれる…というものではなかったけれど、大切にしたい物語だった。この人の文体がまた私のツボに入り、暫くこの人の文章を詠み続けたいという気持ちにもなり、次は「麦ふみクーツェ」を読む予定です。本も手に入れました(笑) これは文庫になっていないので、ハードカバーで読む事になりますが、この人の本は五條瑛同様、ハードカバーで先に読む方がいいような気がする。あ、これはハードカバーじゃないや。ソフトカバーです(笑) 元々「ぶらんこ乗り」も同じ理論社が出していて、いしいしんじだけではなく、この出版社にも興味を持ったり(笑) 本当は次「プラネタリウムのふたご」を読むつもりでいたのに、先に「麦ふみクーツェ」にしましたが、もしかするとこの順番が私にはよいかもしれないと感じ始めた。「ぶらんこ乗り」のように「麦ふみクーツェ」も話の中に話があるようなので、トリップの仕方が似ているというか、近いから同じモードで読む事が出来る。今調べたら、出版された順番も「プラネタリウムのふたご」の方が後だったので、いい感じかも。 その次に「プラネタリウムのふたご」を読み、更に次は「ポーの物語」を読む事にしよう。長編小説はこの順番で出版されているしね。 あ〜完全に嵌ってしまったな。 こんな風に1人の作家さんに嵌るのは久しぶりなので、とても嬉しい。しかも、ハードカバーでまず楽しまなきゃと思わせる作家さんがいるというのは本当に幸せなんじゃないかと思う。鞄に入れて持ち運ぶには重いんだけれど、外でハードカバーの本を読む楽しみは五條瑛の「スリー・アゲーツ」で知ってから、外で読むなら文庫だと思っていたのに、寧ろ外で読むならハードカバーとさえ思った時期もあった位です(笑) ハードカバーといえば2段組と思っていますが、いしい作品に関しては1段組がいいですね。この言葉たちは2段組にしてしまうと、私の中でハードボイルドになってしまうかもしれないんだもん(笑) でも、他の文学作品が2段組になっていても別にハードボイルドにはならないので、何故かはよく解らないのですが、この人の作品はゆっくりゆっくり読んでいくイメージなので、1段組がいいのです。 文字の大きさや詰め具合はとてもベストだから「これがいい」と感じるのかもしれません。
■今月のダ・ヴィンチ■ 特集は「図書館で働く」というものなので、気になっています。まだ立ち読みすらしてませんが、かなり気になっています。買わなきゃ(笑) 実は憧れの仕事の1つでもあるんですよね。本屋で働くというのも憧れていた仕事の1つなので、今満足なのですが、本好きといえば図書館で働くのもかなり…ね(笑) 司書の勉強しようかとも思った位ですよ。 図書館にあまり行く事はないのですが(近所の図書館はちょっと…本の数少なすぎだし、本を読みに来ている人が少なくて、殆どの人が寝に、子供は騒ぎに来ているだけなので)、好きな図書館はちょっと遠いけれどあるから久しぶり行きたいなぁ…… 「ダ・ヴィンチ」を読んだら更に行きたくなるかもしれない。
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