創造と想像のマニア
日記というよりもコラムかも…

2005年04月11日(月) 象の消滅。

今月発売された村上春樹の短編集です。新しい本ではありますが、作品自体は1980-1991年に出版された色んな出版社から出ている短編集を1冊に纏めたものです。元々これはアメリカで発売されていて、それと全く同じ作品を同じ順番で日本で出版したものなのですが、読んだ事のない…作品があるような気がする(笑) 何故「気がする」のかというと、1度しか読んでいない短編集が何冊かあるんです。元々短編集が苦手というのもあって、その中でも読んでいない本があるんです。途中までは読んだけれど、どうしてもはじめから馴染めなかった本があったので、1度さらっと読んで、そのままにしているから、いずれは読みたいと思っているのにまだ読んでないってやつですね。
でも「象の消滅」に入っている作品は私に嵌る作品が多いような気がするので、もしかするとこの本が「いつも鞄にいれておきたい本」になるかもしれないという予感がします。そうなるといいのにな…という希望を持っているし、そういう匂いがするのです。
この本にはあとがき、解説はついていなくて、まえがきとその前の頁には村上春樹のアメリカでの本に携わった人が記事を書いているのだけれど、それがまたいいんです。春樹のまえがきもかなり好きですし。物語の最後にこれらを持ってくるのではなく、はじめに持ってきた事に好感を持ちました。
あとがきや解説が悪いというのではなく、寧ろ好きなのですが、この本に関しては先に持ってくるスタイルがとても合っているのではないか…と感じたのです。
文字の大きさも好きな大きさだったし、本の表紙が透明のナイロン製のソフトカバーだったのですが、それもまたよい感じです。ハードカバーでもOKでしたが(笑)
はやくも、文庫化を希望しています。まさかこれを2冊に分ける事はないだろう。結構分厚いいい文庫になるんじゃないの?
まずはまったりとこの本を楽しもうと思います。

短編集で好きなのは吉本ばななの「とかげ」「からだは全部知っている」「デッドエンドの思い出」だったのですが、この「象の消滅」も入りそう。「カンガルー日和」も好きですが、ばなな作品程の嵌り方はしなかったので、春樹の中では1番ですが、やはり短編集苦手意識というのがあったから、ばなな作品でも実は再読している短編集は「とかげ」だけなんですよね。あ、一応「キッチン」「白河夜船」「うたかた/サンクチュアリ」も短編集っちゃー短編集なのですが、1冊に3作品、2作品だけなので、短編集という意識があまりないので、敢えて外しています。
「キッチン」は一体何度読んだのか解らない位再読しています(笑) でも「白河夜船」「うたかた/サンクチュアリ」は多分3回位しか読んでいないのではないかと思います。
ばななのこういう本が出るといいんだけどなぁ(笑)


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未森

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