創造と想像のマニア
日記というよりもコラムかも…

2005年03月14日(月) 「血脈」を読んでいるのですが……

イライラ度が凄い所まできてしまう位、ハラが立ちます。
というか、佐藤愛子は早苗の事が嫌いなんだろうなと感じるのです。そして、自分の事が大好きで仕方がないんだろうな…とも感じる。
早苗の事になると、あまり語らないし、語ったとしても悪口に近い事しか書いていない。早苗の結婚の事にしてもそうだしね。あまり気にしていないというか、いや、違うな。悪く書いているように感じる。
「血脈」の中でも、早苗が生まれた時の事は特に何も特別な事ではない蚊に刺されたような出来事のように描き、自分が生まれた時の事は「可愛い愛子が生まれた」という言い方で描かれている。
これがフィクションで、自分の事を書いていないのならば「そういう家族なんだ」と思えたかもしれない。それか、作者は愛子の事を描きたい人なんだと感じるだけだっただろう。でも、自分の事なんだよね。
「愛子はシナの一番の話し相手だ」とか、まるで佐藤家には愛子しかいないような可愛がり方を自分で書くのってどうなんだろう。もしかしたら本当の事かもしれないけれど、もし本当の事なのであれば、自分の姉さんは特に愛されていなかったけれど、自分はとっても愛されていたのよと書くのって人としてどうなの…なんて考えていると、この話を書いている佐藤愛子の顔が浮かんできて、溜め息が出てしまったり(笑)
しかも読んでいて愉快な話ではなく、本当にイライラする出来事ばかりが起き、まともな人の話は無視というか、まともなのは思いっきり無視され、描かれる事はまずない。でも、自分の感情はとても丁寧に書かれている。そりゃ、自分の事だから覚えている事は全部書くだろうけれど、書きすぎ(笑) それに、美化しすぎ。しかも自分の事だけ(爆笑)
これ、下巻まで読み進められるのだろうか。もう意地になっている状態です。ただ、これを買って読んでいるので、この自分大好き人間が書いた自分の物語を書いた人に印税が行くんだな……ちょっとムカつくかも(笑)
ま、読むけどね。
普通に佐藤家の物語として読む事が出来ません。


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未森

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