創造と想像のマニア
日記というよりもコラムかも…

2005年01月11日(火) 好きな文体、苦手な内容。

以前買った角田光代さんの文庫を最後まで読む事が出来なかった。文頭の文章がとても好きで買ったのですが、全部読みたいと思っているのだけれど、どうしてもイライラするから読めなくて、放置していました。いつかは読むぞ! という気持ちだけ残して。
「文藝 春号」を手に入れ、角田光代さんが特集で、江國さんとの対談があったので、まずそれを読んだら苦手な理由が解った。角田さんは江國さんのファンだった。私は前にもここに書いたと思うのですが、江國さんの作品との相性が悪い。登場人物殆どの女性がヒステリックだからです。
で、その江國さんのファンでもあり、角田さん本人もとてもヒステリックな人だった…
何においても「怒」が発動する人らしく、待つのも嫌いだし、付き合っても自分は何もしないけれど、相手には絶対自分に尽くして欲しいとか、恋人と会えない時は淋しい気持ちから「会いに来ないあいつが悪い」と怒るらしい… 私には解らない感情でございます。そして、その事を江國さんは「可愛い〜〜。彼氏もそれを聞いて可愛いって言うでしょ〜」とか言ってまして、本当に私には解らない世界を持っている人たちでした。江國さんが苦手なのもそういう部分もあるし、小説を書く時は何も考えずに、特に調べないで(調べる事もある)設定なしで書くらしい。
何も考えていないから「起承転結の結」がないのかと納得出来たけれども。
あとただただ自分のことが大好きで大好きで仕方がないというのも対談を読んでいて感じたので、角田さんの文体は好みなのに、内容には絶対についていけない事に気付き、残念だな…と思った。
残念だったけれど、とりあえず持っている本は読了しようと思う。時間…かかるだろうけれど。そして、読み終わったら即効古本屋に売りに行くだろう。

「文藝」の作りは相変わらず好きだ。フォントも好きだし、編集の仕方も好きだけれど、どうして河出の文庫は私のツボじゃないんだろう(笑)
ま、それはさておき、毎回特集の人あての手紙というのが載せてあって、色んなジャンルの人からの手紙なのですが、その手紙を読むのが好きなんです。どういう繋がりというか、その人をどう好きなのか…というのも面白いし、手紙を読むのが好きなんです。多分吉本ばななの作品の中の手紙を読んでから手紙を読むのがとても好きになったのだと思う。私も何度も読みたいと思われるような手紙を書けるようになりたいなぁ。手紙だけじゃなく、web日記もそうなんだけどね。

前回の文藝賞を取った2人のインタビューも載っていて、それも面白かった。ナオコーラさんの文章が好きなので、とてもドキドキしながらインタビューを読んだのですが、やはりこの人のセンス、言葉が好きだと感じた。次の作品が楽しみです。


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未森

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