あまり信用しないように…とは思っていても、その書評に左右される事があります。書いた人と私の価値観や好みは同じではないのだから、幾ら絶賛していても私は面白いと感じなかったり、その逆もあったりする。 でも、読んだ事のない作家さんが絶賛されていると気になってしまう。こういう所から新規開拓も出来るので、その作家さんに関する書評を幾つか読んでみて、話の内容ではなく、どんな雰囲気なのかをつかんで、読みたいと思った本は読むようにしています。 で、今日その本を1冊手に入れて来ました。8月に文庫落ちした「神様がくれた指」という本です。今日買って、すぐに読み始めました。まだ読了していないんだけれど、とても好きな文体を書く人でした。一応発売した時に目にしていて、その時は「ふーん」という感じだったから、書評を目にしなければきっと読まなかっただろう本だったので、嬉しい。こうやって私は色んな本を見落としているのかもしれない。だとしても、あまり読んだ事のない本や作家さんの書評は読まないでいたいと思う。それは自分から読もうとしないという意味で、たまたま見つけて「ほほぅ」というのがあればいい。そういう出会い方をしたい。 いやいや、本屋で働いているのだから、自分で見つけるのが一番なんだけどね(笑) 幾ら新刊を毎日見ていて、自分で並べていたとしても、好きなジャンルじゃなかったり、マークしていない作家さんだったりすると、並べて終わってしまう事が多い。アンテナを張り巡らそうと思っていても、仕事している時は自然にアンテナは縮小されている。私情挟むのは良くないからというのもあるんだけど、集中して仕事をしたいという気持ちがあるから。じゃないと、良い配列が出来ないような気がするのです(笑) ちょっぴり配列に命かけているので(笑) 結構本の配列って大切なんですよね。並べる時と、自分が探す時の感覚を一緒にすればいいんだけど、中々それが一緒に出来なかったりするんですよね。本屋の気持ちが入ってしまうんです。それじゃダメなんだけどなぁ。
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