近くに置いているから余計なんだけれど、五條瑛さんの「プラチナ・ビーズ」「スリー・アゲーツ」の文庫に呼ばれています。 というよりも分厚い文庫を読みたい気分なのかもしれない。 両方ともハードカバーを持っているのですが、気分は分厚い文庫なので。 それに、書き下ろしの話が入っているからつい手にとるのは文庫になってしまいますが、五條作品はハードカバーが合っているような気がします。重みのある話なのでハードカバーの2段組の文字をガツガツ読むのがベスト。 そういや、今月「スノウ・グッピー」も文庫化されているんだけど、これもまた書き下ろしがあるんだろうな。そして、それに惹かれてハードカバーを持っているのに文庫買うんだよ(笑) してやられているけれど、分厚い文庫大好きなので全然問題はないよ、うん。 彼女の小説は「革命シリーズ」「依頼人シリーズ」もありますが、一番好きなのはデビュー作でもある「鉱物シリーズ」なんです。 でも、続きが出ない。 かなりこのシリーズのファンがいるし、多分これが一番人気あると思うのですが、中々続編が出ないのです。読みきりのサイドストーリーは3冊出ていますが、これはサブキャラたちの話なので、楽しんで読んではいるけれど、本編を更に読みたくなってしまう。 ファンが望むのなら… と、元々シリーズ物として書いていなくても、続きの話を書いてくれる作家さんなので、絶対に書いてくれると信じていますが、ちょっと待ちくたびれちゃいそうです。毎月の連載もあるし、読み切りでも文芸誌に書いたり、短期連載もされているから書く時間がないのだろうけれど、そろそろ2部構成になっている「パーフェクト・クォーツ」が読みたい!! そして、ラストの「ソウル・キャッツアイ」も読みたい!! この「ソウル・キャッツアイ」は読みたいんだけど、読みたくない気持ちもあります。これで終わってしまうのだから。 いや、別の形でまた書いてくれるかもしれないけれども。 暫くは無理そうだな。来年の5月には「革命シリーズ」の続編「恋刃」が単行本になるからこれで凌げるしね。それに2月か3月からこの「革命シリーズ」の続編(4部)が連載スタートするし! と言っても連載には手をつけないようにしています。纏めてガッツリと読みたいので。この人の作品は纏めて読むのがストレスが溜まらないからいい。 1年に最低でも1冊はこの人の作品を再読したくなるみたいです。よく考えたら毎年読んでるよ。好きなんだな… 今年の始めも読んだしね。毎年5月に「革命シリーズ」が出版されるので、余計にそういう気持ちになりやすいのかな。いや、あまり関係ないかな。いつも呼ぶのは「プラチナ・ビーズ」と「スリー・アゲーツ」なのです。あの分厚い文庫が呼ぶんです。そして文庫で読んで、ハードカバーで読めば良かったと感じる。特に「スリー・アゲーツ」は。 色々と辛い時期にハードカバーで読んでいたからなのかもしれないな。 ただ「好きだから」という理由だけじゃなく、読んだ時期も関係してそう。辛い時期に読んだ本、聴いた音楽ってのはずっと残るもんだしね。しかもそんな時に衝撃を受けた作品だったりすると余計ですね。
|