2011年12月19日(月) |
北朝鮮の指導者が死亡 |
金正日氏が亡くなったそうだ。朝、列車の中で心筋梗塞という話にはやけにリアルさがある。きっと本当の話なのだろう。作り話にしてはあまりに加工されていないし、作り話にしてはタイミング的にも「誰得」感が大きい。
三代目が跡目を継承するみたいだが、あまりにも若すぎる。国家の崩壊はこれで加速するだろう。
三代目が賢明な人間であれば、しばらくは沈黙を守るだろう。少なくとも3年は「喪に服す」と言って、表舞台に出てこないだろう。
まだ若かった堤義明氏が西武グループを引き継いだとき、10年は新しいことをしないと決めたそうだ。父からの指示とも言われている。その間にグループの隅々までを掌握し、10年たってから、満を持して動き出した。
正日氏も同様の指示を息子に出している可能性があるが、死ぬまで働いていた人なのでおそらくそういった指示は出してないだろう。あとは三代目がそこに気づくかどうかだが、どうだろう。
二代目の正日氏は、権力を掌握してから3年は喪に服すといって沈黙を守った。初代の死後3年を超えて初めて、総書記に上る。彼は初代の生前からある程度の権力を掌握していたため3年の沈黙だったが、三代目はまったく権力の掌握をしていない。
周りの人間が陰謀をめぐらしたり、彼自身が暗愚であれば、3年以内に何らかの動きを見せるだろう。そうなれば、あとは勝手に国家体制は崩壊するだろう。
可能性としては、崩壊に向かう可能性が高いだろう。そうなれば中国は体制を守るため(王朝を守るためではなく、現在の体制崩壊を防ぐため)干渉をおこなうだろう。もろに影響を受けるのは韓国で、日本は韓国の手助けをせざるをえなくなるだろう。そのときに日本国民の支持があるかどうか? 日本が手助けをしなければ南北ともに崩壊するだろう。
アメリカは韓国に対して経済的な手助けをするとは思えない。ただ軍隊は駐留させているので、戦争になれば動くだろう。
そのためにも、本来であれば韓国はある程度譲歩してでも日本と友好的にしておくべきだが、その点では先日の日韓首脳会談はお粗末だった(結果的にだが)。この時点で金正日氏はすでに死亡していたわけだが、その情報を韓国が掴んでいたならば、あれほどまでに従軍慰安婦問題に固執することはなかっただろう。あれで日本政府の心証を著しく悪くしている(もっとも民主党政権はそんなに心証を害していない可能性はある)。正日氏の死亡を知って一番驚きかつ唇を噛んだのは韓国の大統領だろう。
日韓首脳会談時の京都は今までになく厳戒態勢だった。御所で国際会議だの何かあるときは御所周辺の警備が厳重になるのだが、今回はてめえの家の近くの辻まで警備に当たる警官がいた。別に悪いことなど何もしてはいないが、曲がり角を曲がると警官がいるのはほんまに心臓に悪いのでやめてほしい。
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