今回初めてAmazonと結託してみた。
「私はなぜ麻原彰晃の娘に生まれてしまったのか」
後味の悪い読後感。大変な環境の中で正気を保つことは大変なことだと思うし、麻原が逮捕された時の5歳という年齢のために正気を保てたのだろう。これ以上であれば姉たちのようにある程度価値観は出来上がっているだろうし、これ以下であれば全く理解できなかっただろう。 本人は、自分の言いたいことを書いて発表したかったのだろう。ただ年齢の割に成熟が見られないのは単に環境のせいか。こういった人物に既視感があるのはなぜだろうか。元幹部のことについては書かされている感で溢れていた。これは編集者が望んだのだろう。
続いて「A3」も読んでいるが、こちらは素直に入ってくる。
地下鉄サリン事件が起きた時、てめえは理学部の1年生だった。学食の2階で勉強しながら、備え付けのテレビから垂れ流されているワイドショーが聞こえていたことを思い出す。
「世界でもっとも阿呆な旅」
海外篇は面白く読んだが国内篇はいまいち。どのように行くか、とか、現地の人とのギャップが読み物として面白いのだろうと思った。個人的にはオーストリアの「Fucking村」にもぜひ行ってほしかった。
「きららの仕事」
全16巻大人買いして一気に読破。初めの方はいまいちだったし、途中からのバトル形式もなんだかなという感じ。キン肉マンやドラゴンボールなどもそうだが、ネタがなくなれば戦うしかないのか。ただし原作者の早川さんが大変な鮨好きであり、出てくる鮨や技などがあり得ない設定ではないのが救い。
もともと早川さんの「日本一江戸前鮨がわかる本」「鮨水谷の快楽」に感動して購入した。前者は江戸前鮨の歴史なども詳しく書かれており、大変感銘を受けた。後者はミシュラン三ツ星を獲得した鮨水谷の寿司を一か月ごとに12か月紹介したもので、まあ鮨とはこんなにも深いものかのかと感動した。一度は本格的な江戸前鮨を食べてみたい。鮨への思いに関してはまた別の機会にでも。
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