2011年11月20日(日) |
日本シリーズについて |
ハマチのアラとカブが安かったので、ハマチはしょうゆとみりんで炊き、カブは油揚げと一緒にかつおだしで炊いた。後者は最後に片栗粉でとろみをつけた。寒い時に体がぽかぽかになるように。
今年の日本シリーズは大変面白かった。第6戦までアウェーのチームが勝ち続けるのも異例だったし、日本一になってもクビが決まっている落合監督の采配にも興味があった。チーム力だけ見ると、パリーグ断トツの首位で優勝し交流戦も優勝、プレーオフも全勝で勝ち上がってきたホークスに圧倒的に分があるし、一方的な展開になると面白くないと思っていたが、実際は大変な接戦となり、結果は最終戦まで持ち越されることになった。
第7戦は、ホークスが3点を挙げたところでほぼ終了。なぜなら、中日は今回のシリーズで3点以上得点しておらず、またその力もなかった。打率が12球団で最下位のチームがここまで勝ち進めたのは、その守備力もあるだろうが、やはり監督力ではないだろうか。1点差の勝利がとても多かったのは、采配の勝利、頭脳の勝利だろう。
中日の監督・コーチ陣をみると、ほぼ生え抜きがいないことに気付く。中日での選手経験はないが、その脳味噌というかコーチ力を買われて落合監督に一本釣りされた人ばかりだ。フロントは実はそこが気に入らなかったのだろう。落合監督のみならず、生え抜きではないコーチも一斉にクビにしている。これだけの実績を残しながら。これだけのことが起きていながら中日ファンが暴動を起こさないのは、ファンもフロントと同じように考えているということなのだろうか。
これが阪神だったら間違いなく暴動が起きているはずだ。連覇した監督及びコーチををクビにしたならば。関西人は勝つ人を重用する。勝てないと用はない。今年の真弓監督のように。
第7戦は、勝っても負けても落合監督最後の試合。実は契約は10月いっぱいで切れており、日本シリーズが終わるまでは日雇いになっていたらしい。落合は、7回には浅尾、8回には岩瀬を投入した。まるで勝っている試合の時のように! この采配にてめえはなぜか涙が止まらなかった。
ホークスはそのままファルケンボーグで終了かと思ったが、まさかの負傷交代。最後は摂津! これもまた涙が止まらなかった。最後はやはり馬原かと思ったが、通常ではありえない起用が続く。最後まで緊張感あふれるものすごい名勝負で、両監督の野球に対する凄ましいまでの愛を感じた。落合もすごいが、秋山もすごいな。両者両チームともどうもお疲れさまでした。
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