2002年06月06日(木) |
Wish you were here |
それで、お前は自分が語れるとでも思っているのか? 地獄から天国が生まれるのか? 痛みから青空が生まれるのか? 冷たい鋼鉄のレールから緑の草原が生じるのか? 仮面から笑顔が生じるのか? お前はわかっていると思っているのか?
で、やつらはお前と取引をしたのか? お前のヒーローを幽霊にしたのか? 熱い灰を樹にしたのか? 熱気が冷たい風になるのか? 冷めた快感は変化するのか? それでお前は戦いの中で歩き続けるのをやめて 井の中の蛙で良いとしたのか?
ああ、お前がここにいてくれたなら 俺たちはただの二つの失われた魂でしかない 金魚鉢の中で彷徨い続け あふれ出した
俺たちは何を見つけたのだろう 同じ ずっと持っていた恐れだ
お前がここにいてほしい
Wish you were here : Pink Floyd
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6月5日 夕刻
試験が終わった後の、この気だるさはいったいどこから来るのだろう。いっつも、夕方からひどい鬱になってしまう。出来が悪かったから、とか、そういうのは一切関係ない。ちなみに、今日の試験はほぼ満点に近い内容が書けたと自負している。
飯でも食おうか、と食堂に向かったが何も食べる気が起こらず、本屋で立ち読みを試みてもまったく内容が頭の中を素通りしていく。そのまま下宿まで帰ってきてしまったが、さらに何もする気が起きない。テストのたびにこんなんだ。一種の脱力感、か。開放感はまるで無く、ただ気だるい。
最近、過去について考える。あんまり考えても仕方のないことだとは思うのだが、自分の中で咀嚼し切れなかったあんなことやこんなことが心の澱となって沈殿し積み重なっている。考えすぎは負の部分が多すぎる。
ぐるぐるしているうちに、自分のどろどろとした、腐りきった部分が次第にあらわになっていく。いっそ消えてしまったらどれだけに楽になるだろう。いや、生きて苦しむのがてめえには最も似合っているのだ、きっと。
書けばすっきりするかと思ったが、よけい気持ち悪くなった。明日になったらちったーましになっているだろう。
優しい人間になりたい。でも、きっともう遅い。思っているだけでもずいぶんと違う、と信じて、てめえは今ここにいる。
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