☆★☆ たぬきの嫁 ☆★☆
2002年04月07日(日) |
困らせるオンナ・・・。 |
前日からの相方サンのお泊り。。。
楽しみにしていたお泊りの時間も、あっというまに過ぎていき帰りの時間。
来るまで来た相方サンは、いつも5時くらいに帰る。
一緒にビデオをみてたけど、あたしには時計と相方サンしか見えてなかった。
刻々と時間は過ぎていき、ビデオは終わりそうになる。
帰る時間が近づくたびに、あたしは相方サンにぎゅっと抱きしめる。
相方サンは、あたしを抱き寄せる。
また、知ってか知らないでか、あたしを喜ばせる。
あたしは、それにまんまとハマる。
相方サンを手放せなくなる。
相方サンを手放したくなくなる。
ビデオが終わるとスグに「帰らなきゃ」という相方サン。
あたしの心とはうらはらに、体が動く。
何故か、着替えだしてる。
何故か、髪の毛を整えてる。
何故か、眉毛を描いてる。
車で来ている相方サン。
玄関まで見送るだけなのに・・・。
まるで何処かへ行くかのような仕度。
サイフと携帯ををカバンに入れて持った。
外は寒いというのに、部屋の中が暖かかったから
ノースリーブを着ていた。
仕度をして、あたしの部屋に戻ると相方サンは帰る仕度が終わっていた。
ベットに座る相方サンの後ろに座り、抱きしめる。
相方サンは立って「帰るよ」と言った。
ベットに座り込むあたしの前に近づく。
あたしは、手を広げる。
相方サンは、あたしを抱きしめる。
ほんのわずかな時間。
あたしは、泣いていた。
止まらない涙は、相手にもバレていた。
抱きしめるのをやめて、立ちすくむ相方サン。
あたしを覗き込む相方サン。
見ないで・・・。
こんな泣きっ面・・・。
ティッシュで止めようとするけど、止まらない。
頑張って止める。
そして、立ち上がって軽く抱きしめる。
部屋を出ようとするけど、足が進まない・・・・。
手がドアを放さない・・・・。
階段を降り始めた相方サンが、ついてこないあたしを見に来る。
階段の前で、もう一度だけ抱きしめてもらう。
1階に降りて、洗面所へ行き顔を洗う。
眉毛まで消えそうになった。
玄関を出て、外の風にあたる。
寒い。
ようやく気付く。
あたしは、どこへ行こうとしてたんだろう?
見送りは、玄関まででいいのに・・・・。
こんな格好をして、眉毛まで描いて・・・・。
カバンをしょって、靴もはいて・・・・。
車を出しに行く相方さん・・・・。
あたしは、玄関の前でへたり込んでいた・・・・。
「あたしは何がしたかったんだろう・・・???」
泣きそうになった。
「あたし、このまま相方サンと何処かへいく つもり だった・・・・。」
車を車庫からだした、相方サン・・・・。
もう、帰るとき・・・・。
窓のところへ挨拶しに行った。
泣けてきた・・・・。
泣いてしまった・・・・。
「ありがとう。」と必死に気持ちを伝えた。
「泣いちゃってごめんね。」と気持ちを伝えた。
涙が邪魔して、上手くコトバにならない・・・・。
『気をつけて帰ってね。』
「ありがとう。」と言って、相方サンは帰っていった。
車は、あっという間に見えなくなった。
家に入って、部屋に駆け込んだ。
声をだして、泣いた。
何に対して???
相方サンが帰っちゃって寂しいから???
帰り際が、そっけなかったから???
自分の勘違いに???
自分のバカさかげんに???
やっぱり 寂しいから・・・・。
息が詰まるほど泣いた。
ベットにうずもれて泣いた。
呼吸困難になりそうだった。
顔はぐしゃぐしゃだった。
かなり泣いていた・・・。
だいぶ長い時間のようだった・・・。
ようやく落ち着いた頃、友ダチにメールを返した。
その後、オカンから電話があった。
簡単な内容の電話。
電話を切った直後、電話が鳴った。
相方サンからの着信音。
運転中の相方サンが、心配してくれて電話してくれた。
「大丈夫?」と聞かれた。
「ようやく平気になってたけど、今はダメ。」
また涙が溢れ出してた。
声を聞いて、溢れ出てきた。
何度も、コトバを飲み込んだ。
『もう一度来て。』なんて言えない・・・・。
さすがに、このコトバは飲み込んだ。
言えない・・・・。
また涙声で「ありがとう。」と言った。
また涙声で「ごめんね。」と言った。
泣いてばっかで、困ったオンナ・・・・。
心配させてゴメンネ。
泣き虫でゴメンネ。
昨日の分の日記も、まとめて書きました。
まだ読んでなかったら読んでください。
明日の日記は「日曜日のこと」を書かせて頂きます。
|