☆★☆ たぬきの嫁 ☆★☆
昨日のお兄さんとの約束のため、学校が終わった後着替えてから八百屋へ向かった。
『リンゴ(5個入り)ください♪』
真っ赤な、つやつやのリンゴをこしらえ、意気揚々でお兄さんの家へ♪ お兄さんの家は『バイト先のセブンの2階』である。 二階へ向かう外の階段を渡り、インターホンがないので『トントントン』とドアをノック。 お兄さんが来る音、ドアが開く。
友:『ウリャァ〜!!(パンチポーズ)』
このまえからマイブーム(謎)のコトバで登場した!! ちょっと驚きながら、お兄さんは家に入れたくれた。
さっそくリンゴを剥くことに・・・。 いままであまりやってなかったリンゴ剥き・・・・。(汗) はたしておいらに綺麗に剥くことができるのだろうか・・・。(疑問)
その疑問もなんのその!! 本番に強いおいら!!スゴイ!!エライ!!ミゴト!! 一回も皮が切れることなく綺麗に剥けたのである!!(感動) あまりの綺麗さに、
友:『見て!見て!すごいの!皮が全部つながってむけた!(興奮中)』 兄さん:『おぉ〜♪(ちょっと感動)すごいじゃん!』
ってな具合で、剥き終わり切って皿へ・・・。
”蜜がたっぷりのおいしそうなリンゴ♪ お兄さんにプレゼント♪ コレで風邪が治るといいなぁ♪”
なんて、のん気に考えながら、お兄さんにあげました♪
兄さん:『おっ!おいしいよ♪一緒に食べなぁ♪』 ”うきょ♪ラッキー♪”
さっきから食べたかったおいらは、リンゴをぱくりっ♪
友:『おいしぃ〜♪(幸福)』
一回も皮が切れることなく剥けたリンゴは最高に美味かった♪
なんだかんだで、時間はバイトの時間に・・・・。 そろそろ行こうかなぁ〜なんて考えてると、お兄さんがちょっと真剣に・・・。
兄さん:『あのさぁ〜、いきなりになっちゃうんだけど、
俺と付き合ってくれませんか? (テレ気味)』
友:”がふっ!!なにをぉ〜!?い・・・いきなりですかぁ!?”
あせりまくるおいら・・・。(///_///)
友:『なっ!いきなりですか・・・。
あぅ・・・。ちょっと考えさせてください・・・。
さすがにいきなりだとちょっと・・・。』
お兄さんはなっとくし、しばらく待ってくれる事に・・・。 この後のバイトは集中できなかったことはいうまでもない・・・。
リンゴの魔力は恐るべし・・・。 リンゴを剥いて食べさせただけで、恋の魔法にかかってしまうのだから・・・。 別にそんなことするつもりは全くなかったんで、焦ってしまったおいらだった・・・。
あと、今さら気付いた事・・・・。 リンゴは皮を一気に剥く事もなかったんだなぁ〜・・・・。 だって、切ってから皮を剥けばよかったんじゃん・・・。 今更ながらこんなことに気がつく自分・・・。(笑) まぁ〜、上手く剥けたんだし結果オォ〜ライ☆(笑)
この後の運命もこのリンゴのおかげだしね♪
(感謝)
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