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ひめいわ総支配人の1日。
姫路家いわし
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2004年05月29日(土)
オレって薄情な人間なのかな?

今日はいろいろやってたわけですが・・・。

一番のニュースが訃報とは、なんだかなあ。

大学の友人が、亡くなりました。1週間前に、彼から電話があって、
来月20日になにあげたもんだろう?という相談を受けてたりとか、夏に
呑もうとか言ってたんですがね・・・。

その連絡を20時に、彼の父上様から頂きました。
見覚えのない番号通知のケータイ電話番号、「(友人名)の父ですけれども」
という自己紹介の仕方・・・事実を聞く前に、多少の覚悟はしましたけど
さすがに吃驚しますね。

翌日の告別式の時間と会場を教えて頂きましたが、聞いてしまった以上いてもたっても
いられないのが私。その旨両親に言って駆けつけようと思い、クルマを借りよう
と思った訳なんですが、どういうわけか両親が一緒に乗っかってきました。
<こういうのの道中で私が焦って事故やらかすとでも思ったのかな?我が両親>

クルマを駆る事30分で到着。こういうときに物好きで、いろんな建物
(病院や公共公益施設、結婚式場や葬儀場)の場所を頭にインプットしている
人間は一発で行けます(くだらん趣味だなオイ)。

一報を頂いたのが通夜式の終わった後(20時頃)だったこともあり、すでに
式場の建物はひっそりとしており、正面玄関にはシャッターが降りてます。
建造物をくるっと回って通用口を勝手に探し進入。入ったところは駐車場スペース
だったので、風除用の扉を開けて館内へ侵入(悪い事してないのに、人っ子一人
居ないとこんな感じに思える)。

会場に行って、先ほど電話を貰った旨を言うと、お父様はいたくびっくりしていたご様子。
そりゃそうだ。明日来ると思っていらっしゃったんだろうからなあ。

記帳をして、香典をお渡しし、ご焼香を・・・と思ったらなぜか控え室へ。

訳がわからないのでぐるっと見ると・・・祭壇が控え室にあるじゃないですか。
道理で式場部分に電気が付いてないわけですね。

ご遺族様に深々と頭を下げ(畳敷きなので正座してですが)、まずはご焼香。
その後は後から行く人には常識となる「お顔を見てやって下さい」。
・・・見ました(というか、棺の扉が開いてましたので見ざるを得ません)
が、まあ安らかでした。さすがにご存命中のような精悍さはありませんでしたが、
その辺で彼の死を意識することになったわけでして。

ここからが問題の。ご遺族とのヒトコト二言タイム。
(誰か知ってる人がいればその人と一緒に話せるのだけれど、いざマンツーマンで
 ご遺族(しかもこれが初対面)という人を前にすると、果たして何を話していけば
 いいのやら・・・話題に苦しみますよ。ええ本当に)

彼には色々お世話になってましたので(イヤ実際そうでしたから)、その辺の事を
話して、とにかく吃驚しました・・・とそればかり話して(もっと気の利く事
を言えればよかったのですが)
お母様が出して下さったお茶を少しすすって、「お気落としのないように・・」
と、やっとそれだけ言えまして、そそくさと帰って参りました。

結局彼はなぜ死んだのか?
交通事故か何かですか?と一応聞きましたけど、ええ、まあ・・・。という
お返事しかいただけませんでした。まあ、そういう事なんでしょうけれども
(健康そのもの。ヤニも吸ってたがまさか腫瘍ではあるまい)。

とにかく急の出来事で、ご家族みなさん(母上様と弟くんが特に)、何があったのか
いまいちピンと来ていないご様子でした。その様子が逆に痛々しくて・・・。

いろいろ将来像を語ってくれるヤツだったのに。そんな彼にはもうその将来が
ないっていうのは・・・。

いまはただただ。

合掌。



今日のオマケ:
昼間、なんとはなしに考えていた事があるんですよね。

同居していた祖父母が亡くなったとき。同居してない方の祖父が亡くなったとき。
父親が怪我して病院に担ぎ込まれ、生死の境にいたとき・・・。

果たして自分は本当に彼(彼女ら)に心から哀悼の意を表していたのだろうか、
もしくは、本気でその身を案じた事があるのだろうか、と。

・・・そういう事を考えている割に、涙腺がゆるむ事がないんです、私。
悲しいんだろうけど、泣けてこないということで、その悲痛な顔が作り物のような
気がしてしまうんだよな・・・。これってやっぱり薄情者という証拠なんだろうか?

なんて、とある小説を読んでて思ったりしたんですよね。今日。

決して泣けばいいっちゅうもんじゃあない、そんな事くらいは分かっちゃ居るんです。
この辺がなかなか自分でもよく分かりません。

こういう場合、この世の者じゃ亡くなったときに自分に跳ね返ってくるんでしょうね。
その↑の結果が。

と、今日はちょっとブルーはいり気味です。威勢のいい日記をご期待の方、
申し訳ありません。