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2003年07月10日(木) ■ |
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よーく考えよう。お金は大事だヨ |
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今日は我がサイト「名神ハイウェイバス・案内所」にとって、記念すべき プレスイベントが11時15分、あべの橋である日だったわけですが、 勤労所得との上皿天秤により、後者を取る事にいたしました。 そんなわけで7時半に起床し、8時40分に部屋を出ようと思い、 昨日必死になって担いで帰ってきた自転車の鍵に、最後のスペアキーを さして回す・・・。
回らない!!
あまり力を入れると昨晩のように折れてしまうので、途中で諦めて 歩いて大学へ。 1限時に投稿するなんて大学院に入って初めての事(だいたい用事がないし)。 なかなか新鮮でありました。
仕事は3コマ分で無事終了。 共同研究室で1時間弱を過ごし、その後一旦部屋に帰り荷物を取り替えて 大阪へ向かう事に。
・・・普段になく早起きしたので当然バス車内では爆睡。 12系統、寝たのは北大路新町。起きたのは四条烏丸・・・のハズだが、 14日からの祇園祭の関係でこの停留所は今日から休止との事。 おまけに四条通はすでに祇園祭の飾り付けが始まっているのか、 普段に輪をかけて渋滞しているため、河原町に到着したのは定時から25分 遅れ。 阪急で行くのを諦め、三条京阪経由(三条大橋郵便局しか知らないので・・・) で淀屋橋に向かう事に。 17時過ぎにかかってしまったので、特急なのに大混雑。それでも丹波橋と 中書島で乗客の後者が激しく、幸いにも2席占拠でのんびり大阪へ。
大阪の講義もつつがなく終了し、帰りにタイムトライアルでラーメンを食し、 阪急の「京都市バス最終接続」快速特急に飛び乗る。此処でも無事、補助席を ゲットでき、快適に京都へ。 今日はなぜか西院駅で階段を駆け上がり、目の前の青信号を渡り出すと右後方 から、乗車すべき最終市バスが走ってくる。
・・・最後の最後で今日は救われたなあ。
今日のオマケ;
「姫路家いわしのブックレビュー」 今日は普通に、エンタメ小説(ミステリ)です。 このレポートに忙しい折、何読んでるんだ?!みたいな思いは自分の中であるわけ なんですが、その一方で「エンタテイメント小説の中に垣間見る 『アニメーション的要素』」を模索して、何とか某レポートに活かせるモノはないのか と考えている訳なんです。そんなのにうってつけの小説と思って、火曜日に ブックオフ京都三条駅ビル店で購入してきたのが 『私立霧舎学園ミステリ白書 シリーズ』の1冊目(講談社ノベルズ)。 まあ要するに「名探偵コナン」や「金田一少年の事件簿」にあるような取っつき易さ を表紙に求め、とにかく手に取らせ、そして活字へと引き込み、更にはまあ ミステリ読みに引き込もうという作品だったわけです。私は作品をどうこう言う 事は出来ないので、そういう観点で読む事が多いわけですが、 とりあえず「キャラ萌え」要素はないですね。最近の講談社ノベルズには 俗に言う「キャラ萌え」が感じられるものがたぶんにある訳なんですけども。 ただ、学園モノと軽いノリからは、そういう目標は (著者は「ライバルは金田一少年の事件簿」と仰っている) 少なくとも達成できていると思います。 内容に関しては何度も言いますが、私はどうこう言いません。 この著者の言葉から感じられる事に、私には昔に比べ、日本人には想像力が欠如 してきているのではないかと感じられるわけです。 その昔映像のない時代、人々はラジオで小説やドラマを聞き、また新聞や雑誌、 単行本で販売されている書物の「活字」から情報を得、それを一生懸命頭の中で 映像化してそれを楽しんだわけです。 それがテレビが出来て、ストーリーマンガが台頭し(要するに風刺画にストーリーが ついたモノ)、そしてそれが動き、喋る(これがアニメーションですね)。 また、与えられるモノだけではなく、自分が主人公を操る事も出来るようになり (これがビデオゲームですね)、さらにはそれが自宅のお茶の間にまで簡単に進出し、 特別な操作を必要とせず、様々なストーリーの中にとけ込む事が出来るようになった (これが私の考える「ファミコン」の台頭の理由です)。 その結果として、今のゲームブームが始まり、そして週刊少年ジャンプの爆発的人気と、 それに併せた若者の活字離れが謳われるようになったと思うわけです。 要するに、物語を客観的に読み込み、総合的に楽しむわけではなく、「誰か(何か)」 に「なりきり」、「(感情を)移入」して、物語をさも「自分が」体験するように ならないと、エンタテイメントを享受できない人間に変化してきたわけです。 これを進化というのか退化というのは別として、それだからこそ「キャラ萌え小説」 などという、「ギャルゲー」と呼ばれる「オタク的物語享受論」が一般化した のではないでしょうか。
・・・ちょっとレポート意識して、長くなりすぎてしまいました。
とにかく。今の小説は、内容もさることながら「視覚」に訴えるものに何らかの 売れる(ウケる)要素があるのではないかなあ、と思いながら、最近では エンタテイメント小説を読み進めているわけであります。 が、なかなか自分なりの結論にたどり着けないんですなあ、コレが(苦笑)。
この話を基準にレポートを書く事にしよう。折角此処まで筆が暴走した事だし。
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