日々、ポケットへつめこんでおいたこと。
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2005年07月22日(金) 母と万博へ。

わたしのまわりで、家族で万博に行ったというひとが意外に多く、わたしも、家族で万博へ行くことが最近の身近な憧れとなっていました。

そうしたら今日、母も弟もが仕事が休みで暇らしく、それじゃあ万博行こう、涼子も仕事帰りに合流すればいいじゃんいいじゃん!と話はまとまり、あっさり決行するに到りました。やったー。

しかし仕事後万博会場へ着くと、そこには母のみ。弟の姿はないのでした。ヤツは面倒臭くなったらしい。そんなもんだようちの家族はー。

まぁいいや。万博にすっかり夢中の母と一緒なら百人力です。
早速うろうろ。



気になっていた巨大なこびと発見です。こびとなのに巨大なんて!と可笑しくてふふふふーと思っていたのです。かわいいねぇ。おひげが生クリームみたいね。
土の中からにょっきり出ています。バーバパパが生まれたときのようです。お花たちと一緒ににっこりしています。



スイス館でごはんを食べました。お母さん、ここが食べてみたかった度ナンバー1だったのですって。塩分多め。でもソーセージやチーズ、おいしかったです。ワインなんていただいてみたり。上等ディナーです。

右の写真はスイス館で売られていたフエルトのスリッパ。あまりにほっこりと可愛らしいのでパチリ。
スイスは日本とスイスの国旗をあしらったストラップもなかなかおしゃれなのでした。



今日行ったなかでいちばんワクワク度が高かったのがチェコです!すーごくテンション上がってしまいました。
走り回ってあれもこれも、触って、のぞいて、いろいろな音を出したり、不思議な影絵を見つめたり、鏡の奥の、奥の、奥の自分に手をふったり。ドキドキします。あの空間でみんなのドキドキしている様子を、すわってぼんやり眺めているのも、ドキドキが伝染して良いかもしれません。子どもも大人も静かにはしゃげます。
写真は、きれいな昆虫たちの標本がぐるぐる回っている様子。光があたってその向こうに、昆虫が影絵となって映るのがすごくきれいでした。


世界各国、様々なパビリオン、それぞれにほんとうに興味深いものばかりで、わたしはたぶん目の玉がずっと大きくなったままきょろきょろしてばかりいたと思います。
どこも、今回の万博のテーマ“自然の叡智”というのを元に作られているのでしょうが、どんなひとたちがどのようにコンセプトを決め、考え、作られたのでしょう。そんなことが気になってしかたありませんでした。
イギリス館の入ってすぐの庭もとてもきれいで感動したし、対照的な中の展示もよかったなぁ。
ベルギー館ではタンタン展もやっていました。今度ひとみちゃんと行く時も観れたらいいな。ロータスのビスケット、買ってもらったー。わーい。これおいしんだよねー!

そんな感じであちこち回って、最後に企業館、どこか観れたらラッキーだねと言っていたら、ワンダーサーカス電力館に入ることができました。わりとスムーズに。
これ、子ども騙しとあなどるなかれ。なんだかんだ言っても感動してしまうのです。人間てば、そういう単純なものなのです!素敵だったー。祭りのシーンや日本の四季のシーンがとくに好きでした。

万博内で見かけるあちこちのこどもたちの様子がまたおもしろかったなぁ。わーわーわーわーはしゃぎまわるはもちろん、疲れ果てておばあちゃんの背中で眠りこけて起きない子、トッポでたばこの吸いまねをする子、アルプスいちまんじゃくを超スピードでやり続ける姉弟、スイス館のレストランでおとうさんはビールしか飲まないと、スイス人のウェイターに必死で説明する子、、、。こどもの世界くらい、わたしたちも自由であるべきだと思うよ。

夕方から夜の万博は、ひとも昼間ほど多くはないし、沈みゆく太陽は、今日もビルギスの三つのえくぼで美しく、風もふいて、とても快適、心地よく過ごすことができました。

この前はともさんのボランティアだったので、そこまで楽しむに徹することはできませんでしたが(それはそれで素晴らしい体験だったのだけど)、今日はよかったなぁ。
万博に行って「たのしい!」というひとと、「もういいや」というひとと、どうしてこんなに極端に別れるのだろうと思っていましたが、わたしはたのしい派。暑さや人混みに負けないで、こんなに近くに来てくれた、世界を見つめたらいいだけのことです。そうしたら、わくわくできるに違いないのだから。


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