日々、ポケットへつめこんでおいたこと。
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2005年07月21日(木) |
ビルギスの三つのえくぼ |
今日のお月さまは実に不気味、まんまるで、大きくて、オレンジ色の、こわい月でした。昨日もずいぶん大きくて金色で、わたしは銀色の月のが好きなんだけどなぁなどと思っていたのですが、今日のは低い位置に突如現れてはわたしを恐怖へと誘うのでした。あぁ、こわい。細く繊細に輝いていたり、銀色で、きれいなときもあるのに、どうしてこんなにおばけのように必要以上に大きくなるの?お盆過ぎのクラゲのようです。(あっ、そういえばクラゲって“海月”と書きますね!やっぱり月なんだ!!)
それに対して太陽が大きなオレンジ色になって、ぼやーんとふやけて沈んでいく様は大好きです。あおい空にオレンジ色が染まっていくのも素敵だし。 真っ赤なまんまるになって宙に浮いてるお日さまもとてもきれいと思います、燃える日の、玉のようで、美しい。 わたしはそんなお日さまを、『ビルギスの三つのえくぼ』と呼んでいます。昔読んだ物語に出てきたルビーのことです。この世に3つ、まったく同じ姿で存在するという美しい真っ赤なルビー。物語の世界のことだからね、ほんとうではないのです、もちろん。 でもそれを読んだ後、あの真っ赤なまんまるお日さまを見た時に、あ!ビルギスの三つのえくぼだ!とピンときてしまい、それからそんなお日さまを見るたびに、ビルギスの三つのえくぼ!と、いちいち思うようになりました。 物語自体はどんなだったか、あまり覚えていません。 でも、わたしの中であのお日さまは真っ赤な宝石、ビルギスの三つのえくぼ、ずーっとずーっと、そう思っています。わたしだけが、この先ずっと、思い続けていくことです。へんなの。ねぇ。でもまちがってないと思うんだよ。
すずきよしとくんのHPを見たら、試聴できるようになっていたので、聴いてみました。 この前のライブの感想を、脳みそのようだと書きましたが、こうして聴いてみると実はもっと繊細なものかもしれないなと思います。 すこし、高田渡さんを思い出したり。
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