日々、ポケットへつめこんでおいたこと。
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2004年12月30日(木) 冬ロッキン

幕張の冬ロッキンへ今年も行ってまいりました。といっても、1日だけですが。

まず、おぉ!と感心したのは、リストバンドが以前のような硬いプラスチックのよりも柔らかい素材になって、つけ心地がよくなっていることと、会場内が昨年よりあったかくなっている!Tシャツでうろうろしていても、平気だ〜!やるなぁロッキンオン!

早速着替えて、荷物を預け、出陣。
ロックフェスはタイムスケジュールとの戦いというか、睨みあいというか。
自分の中で、どう動くか考えて走り回るのが、また楽しいのです。
しかし今回は最初からちょっと失敗でした。1発目のピーズ、少ししか観れませんでした;あーぁ。最初、のんびりしすぎたの。というか、ピーズ終わるの早すぎ!もう少しやると思ったのにな。無念。

お昼を食べていなかったので、軽く休憩。ひたちなか市場のとこで豚肉ドッグを食べました。
見本にはパンの上にマスタードで“ROCK”と書いてあって、それがおかしくてとても気にいって、てっきり皆にそう書いてくれるのかと思ったら書いてくれなかったのでちょっとがっかりしました。でもパンはあまくておいしかった。

うろうろ偵察。
飲食ブースやDJさんの順番をチェック。ラジオブースも、今年もありました。神社には巫女さんまでいました。ロックのおまつりだもんねー。こういうとこだけでも楽しくなるねー。ラジオブースには夕方YO-KINGも出ると発見!わーい!

ZAZEN BOYSを観に、いちばん大きなステージへ。今日でドラムのアヒトイナザワ氏が最後なんですって。だから、ファンのひとたちの「アヒトー!!!」という声が、あっちからこっちから、響いています。
登場したザゼンメンバー、ムカイ氏が、坊主じゃないけどずいぶん髪を短くされていて、ちょっとこわい。もう、そんなとこからもあきらかにナンバーガールとは違うように感じてしまいます。(わたしナンバガのが好きなんです。ヒー。)
アヒト氏のドラムは、それはかっこよかったです。ザゼンは音源をちゃんと聴いたことがないのですが、こうして聴いているとやはり独特で、このひとたちにはこのドラムしかいないんじゃないかと思えてしょうがなかった。こんなふうにたたけるひと、いないよ。次、どうするのかな、ムカイさん。わたしたちの、度肝をぬいてほしい。

ポラリス!
ザゼン後、会場内端から端までダッシュしてポラリスへ!
時計はまだ、午後4時前。外は明るい時間だけれど、会場内は暗いでしょ。「うたっていたら、なんか夜みたいで、いいね」と、オオヤくん。
ほんとうだ、夜みたいだ。オオヤくんは、暗闇から、遠くの小さな星をめがけて、想いをとばすかのように、うたいあげます。上等の、極上の、心地よい音楽に、わたしもゆらゆら踊って、ちいさくうたって答えます。あぁーすばらしかった。観てよかったぁー。ただのゆるやかな音楽じゃないのだから。わたしポラリスのドラムもすごくかっこいいと思います!坂田さん!
ところでオオヤくんの今日のお帽子は、前の名古屋のライブのときのと似てましたね。名古屋で買ったっておっしゃってたやつ、違うかな。よくお似合いでした。

NOTALIN'Sをチラ見。
スターリンからして、興味津々だったので、ちょっと覗いてみました。
どんな音楽なのか、まったく知らないままだったので、ボーカルの「アーーーーー!!!!!」という絶叫にびびりました。また、わたしにとっては未知の世界を発見でした。はぁぁぁあ。すごかった。

midoriさんと落ち合ってごはんタイム。中途半端な時間だけれど、食べれる時に食べとかねば。ロコモコ丼をいただきました。まぁまぁまぁおいしかった。
そしてしばし休憩。ロッキンオンライブラリーで、古い『JAPAN』がたくさんあったので、米米ファンのわたしは、ここぞとばかりに“石井竜也のでんわでりんりん”のコーナーがあるものを探してみたりしました。ふふふ。ほんとうに連載してたんだなー。

midoriさんはアシッドマンへ移動。わたしはラジオブースへ直行!
会場内にbay fmの公開収録ブースが作られていて、そこにはフェス出演ミュージシャンの何組かが、順番にゲスト出演するのを、間近で観れるのです!誰がゲストになっているのかは行ってみないとわからないので、当日チェックはかかせません。
我が心の兄貴、というか師匠、YO-KING(天才。またはヨン様ならぬYO様)も出演ということだったので、YO様(この呼び方気にいった。笑)の前のゲスト、SOURCEが終わったと同時に場所とりです!ヤッター!いちばん前確保!ちょうどその時間、どうしても観たいというライブもなかったので、ほんとタイムリー。素晴らしい。
登場したYO様はそりゃもう男前でいらっしゃいました。こんな近くで、、、実はけっこう見てるのかもしれないけれど、やっぱりにやけますにゃあ。ほほほ。
「ラップはもうしないのですか?」という質問にYO様うなってらっしゃったけども、「銀杏BOYZの峯田君と“不足の美”というユニットを組んでいて夏にやりましたよ」とのお答え。そうねー、わたし夏のは観れなかったけど、名古屋のSET YOUで観た観た!と思っていると、隣にいた女の子が即座に「見ました〜」とアピール!するとYO様は「ほらね!かわいい子ほど見てる!」ってさー、ぎゃージェラスィー!わたしも見ました〜って言えばよかったぁ。ブーブー。
あーでも、わたしYO様のラップ大好きなんだけどなぁ。だからまた、エレラブも観たいです。
さらさらヘアーの秘密はリンスをしないことだそうです。
やっぱり毒舌なのか、ほんとに素直になられたからなのかわからない微妙なひねくれトーク、最高でございました。

100sを観に大きいステージへ移動。
まだアシッドマンがやっていました。最後の2曲ほど観れたのだけど、イチゴさんのひげがすっごい長ーくてびっくり。あはは。
100sは、ちょうどアルバムが出る前ということで、知らない曲ばかりでした。でも、早く覚えて一緒に歌いたいなぁと思えるものばっかだったのが嬉しい。アルバム待ちどおしい。
中村一義で出ているものからは「1,2,3」「セブンスター」「キャノンボール」をやりました。「1,2,3」なんて、聴くの久しぶりすぎるけれど、やっぱりいいなぁ!おうちへ帰ったらCD聴き直そう、なんて思いながら一緒にうたいました。欲を言えば、「ジュビリー」も聴きたかったな〜。

さぁ、今年のわたしの締めくくり、YO-KINGのために、またダッシュで移動です!
でもこちらも押しているようで、麗蘭がまだやっていました。
でも麗蘭観れてよかった!!チャボさんかっこいい!!
昨年清志郎のステージを初めて観た時も思ったけれど、や、清志郎とはまた全然違うけれども、こんなかっこいい大人がいるんだと思って、胸が熱くなってしまった。
でも、わたしの心は今やYO様一直線。早く早くと、またもいちばん前を取るべく移動。結局2列目あたりを確保しました。もう、今回はこれのために来たようなものだから、気合いが入ります。
やっと、登場したYO様。今回はサンボマスターと、でしたので、YO様はギターを持ってらっしゃらない分、ずいぶん動き回ったり飛び回ったりが、またかっこよくって。
優しくていたくてあったかな、YO様のうた、わたくしほぼ熱唱させて頂きました。隣の人いやがるのではないかというくらい。歌えてる自分にもけっこうびっくりなんだけど、それくらい常に聴いているからなぁ。
どのうたも好きなので、何がどうって書けないけれど、「空にまいあがれ」は久々に聴いたので、ちょっと感動しました。高校生の頃、このうたの、“僕は僕を続けるよ 明日からも”というのがものすごく好きで、ずいぶん勇気づけられたことを思い出しました。
高校生の頃と言えば、やはり「素晴らしきこの世界」ははずせないけれども(サンボの山口さんもひっくりかえったっておっしゃってましたね)、これもうたいました。このうたを前に、わたしは何も言えないよ。初めて聴いた時、ほんとうにびっくりしたんだよ。ショックというかね。その後CDプレーヤーの前で正座して、何度も何度も聴いた。ずっと、自分の中のどこかで感じていた違和感や、イライライライラしたものが、すべてぶちこまれているようで、それでもうあつくて、苦しくて苦しくて、ねぇ。詩の中の、“悟り顔の若年寄り”というのは、わたしのことなんじゃないかって思えて、この曲を聴いた前と後であきらかに自分の中での、あらゆることへの意識が変わりました。目がさめた感じ。
そういううたなのです。きっと、わたしくらいの世代で、当時聴いたひとたちは、皆同じようにショックを受けたと思います。サンボの山口さんも、きっとそうだよ。だからこのうたは、ずっとうたいつづけてほしい。こういうの、忘れたくないから。
他にもね、新しいアルバムの中ではいちばんやられた「カラカラ」も、大好きな「マイ・バック・ページ」や「遠い星と近くの君」も聴けました。そしてお決まりの「Hey!みんな元気かい?」で盛り上がり。
アンコール前に、出やすいようにちょっと後ろへ移動したのですが、結局アンコールで「ドリーム イズ オーバー」が始まると、また前へうわーっと突進してしまいました。きっと後ろで観ていた方、うざかったでしょうね。。。ごめんなさい。
でも完全燃焼であります。あはは。楽しかったー。

大きいステージのトリ、くるりを観ていたmidoriさんと合流。midoriさんに「あなたの王子がいたよ」と言われてハっ!そうだ!くるりには堀江王子がいたんだった!
くるりは今年何度か観たし、まぁいいやと思って、もう今日はYO様に夢中だったのよね…。今日は、くるり、この前のあっこちゃんのときと同じように、どうやら皆で白シャツ+ネクタイという出で立ちだったらしいんだけども、堀江くんもそうだったと聞いて、観たかったなぁ、と。
でもいいの、今日は、今年の締めライブだったのだから、YO-KINGでいいの!
そんなふうに、長い1日、わたしの今年のロックンロールは終了しました。
でもロックンロールは、来年もその先にも、ずっと続いていくからね。ピース。

midoriさん、おつかれー。ありがとうー。ラブ!


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