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樋川春樹

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2004年02月16日(月)
16日目。(キャラ交換日記)

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 16日目 … Vessel

 308X0216 ::: Vessel

「HARUKI! まだ熱が下がり切ってないんだからマグと遊ぶのはやめろ!」
「大丈夫だよ、さっきはかったら39度5分しかなかったもん」
「上がってる! 朝はかったときより上がってるよ! ちゃんとクスリは服んでるのか?!」
「うん、ほらあそこに」
「あそこにあったら駄目だろ! 服んでやしねえ!」
「それもこれもはーくんが高山エリアに生えてる伝説の薬草を採りに行ってくれないせいだよ?」
「ガル・グリフォンの涙で育ち満月の夜にだけ薄桃色の花を咲かせる薬草のハナシなんかいくらHARUKIの言うことでも信じられるか…! かけらほどの真実もないじゃないかそこには!」
「人を信じる清い心を失った哀しいアンドロイド…」
「何だよその遠い目は! いいからベッドに戻れ! ああ昼に作ってやったおかゆも丸ごと残してる! それなのにデリバリーのピザの容器が…!?」
「お邪魔しますHARUKIさん!」
「何だJUN! こんなときに遊びに来るな!」
「採って来ましたよ! HARUKIさんが言ってた伝説の薬草を!」
「ええッ!?」
「さすがJUN君!」
「はい、これを煎じて服んで早く良くなって下さい!」
「ってお前その花黄色いって言うか明らかにたんぽぽじゃないかそれ! よく咲いてたなそんなもん…いやせっかくこの季節に咲いたたんぽぽを引きちぎって持って帰って来るなよひとでなし!」
「ありがとうJUN君! はーくんとは大違い!」
「くッ!?」
「駄目ですよハルキリさん、手柄をとられたのが悔しいからって話題をすり替えちゃ」
「手柄ったってそれHARUKIの言ってたのとはあからさまに違う花じゃないか! 同じところが全くないぞ! HARUKIはそれでもいいのか!? ………HARUKI?!」
「ああ! 倒れてる倒れてる! マグにまみれてどこか幸せそうです!」
「馬鹿なことを言ってる場合か! だからベッドから出て来るなって言ったのに…!」
「これはもう本当にこれを煎じて服ませるしか」
「お前が服め。…Vessel、そんなところで突っ立ってないで氷枕を用意してくれ! まったくどうしてこんな状態でメディカルセンターでの治療をあそこまで強硬に拒否するんだか……」

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