もてる女
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味のない食事を黙々と食べた。 とりたてて美味しくない料理だったのは幸い。
Bを見たらさっきとは目の色が明らかに違った。 さっきは思いっきりつりあがった三角の目。 中に青い炎がめらめら燃えていた。
話を切り出したのはどっちだったか。 とりあえず、もう一度同じことを言った。
これは二人の問題。 一人で片つけろと言われたらそうするけど、私はそうは 思ってないから話しようとした。 責める気持ちはない。
で、今もだけど、Bは怒ってるとき、それを隠しながら (ばればれなのに)特にひどい言葉を選んで言う。
「それはお前も!」
「あのねぇ、どっちがどうって話してない。私は気をつけてるつもり。 だから怒ったときほど無口になる。でも、それでもそんなこと言ってる ていうならもっと気をつけないとって思う。」
「そんな言葉選んでるつもりないけどな」
「でも、そういう言葉を言うよ。でも、相手が冷静じゃないときに そういう言葉を吐いて何か得する?相手は余計聞く耳持たなくなるでしょ?」
「・・・そうかもな」
「だからもう少し気をつけよう、気をつけてって言ってるの」
「・・・なおすとは言わないけど、考える」
今のBにとってはこれが精一杯だろう。 これ以上追い込むのはやめてやるか。
「いいよそれで」
「考えるだけだ」Bが念を押した。
「だからいいよ。すぐになおるもんでもないでしょ?私自身気をつけて ても言ってしまってるんでしょ?でも、考えるだけでも全然違うから」
ま〜ったくどっちが大人だか・・・。 涙を流しながらも冷静にこんな諭すような言葉を言ってるのが滑稽にも 思えた。
「それにしてもBもまだまだ子供だね」 Bの気持ちを逆なでしないように、大人の余裕をみせられるように すねた子供のように言った。
「まだまだそういうところは残しておくの。」 ちょっと怒りのメーターに触れたみたいだが、子供になってる私に 大人の余裕が出てきたのだろう、怒りおしやったようだった。
「でも、いつも自分は私より大人だってそういう言動するくせにぃ」 すねた調子でつづけた。この”大人の余裕”が出だしたらこういう 言い方だったら大抵許される。
「・・・・」
「で、さっきいつも下だって思ってる私に自分より大人になられたから 腹が立ったんでしょ?」 ズバリ言ってやった。そういうこと指摘してやらないとBは気づいてても それをどこかにやってしまう。
「ん・・・そういうとこもある」
「だよね?Bもプライド高いから」
「俺はそんなことないけどな」
またこの期に及んで自分のことちゃんとわかってない発言だ。
「私から見たらプライド高いよ。今みたいなところね」
ま、話半分に通じたらいいだろう。
「でね、さっきの話だけど、やっぱり相互作用だから、大人発言 するなら私の言葉に反応しないでいて欲しいって思うよ」
あくまで希望ね。と言葉を付け足した。
「ま、そういっても”お互い”そこまで大人じゃないんでしょ? だからお互い気つけましょう」
ということで話をまとめた。
今回の喧嘩で改めて実感したことは、Bはプライド高いから ある程度そのプライドをくすぐる形で扱ってやらないとだめ だなってこと。 いつも大人な立場においてやると、私の我侭もその”大人心”を くすぐって気分がいいんだろうなってこと。
でも、馬鹿だなぁ。 子供な言動するたびに私の立場が上がっていくのに。 男は泣くのも恥かしいことかもしれないけど、女の言動に反応して 怒るのももっと恥かしいことなんだよ! そしてBもそう思ってるのわかってる。 わかってていじってやる。忘れさせないでやるさ。 また普段いっぱい我侭してやろうっと。うっしっし
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