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2005年07月01日(金) 打破すべき心の壁の高さは

打破すべき心の壁の高さは人それぞれ。

先般から俺の下へ様々な人生相談をしてくるやつがいる。

さすがに37年も生きてきて色んな経験してれば

大概の事は「たいした事ない」なんて思えてしまう。

それでも相談をしてくる人にとっては大きな問題であって、誰もがそれを乗り越えたいという先の目的があって相談してくるのだと思っている。

いましきりに相談をしに来ているやつは、自分のしている行動を肯定する為の言い訳探しをしてしまう悪い癖がある。

誰でも自分のしている事に間違いが無いと信じたい。

でも誰が見てもそれが間違いだと気づく事に関しては自らの力で打破して行かなければ、その先へ進むことが出来ない。

やつに同じ文言を何度伝えただろう。

やつには友達が多かった。

でも周囲が見えず、やがて周りを変えようとばかり考え、己が変わらなかった事で、友達が減って行った。

誰でも一度は体験する、自分の行動と向き合い葛藤する時間。

やつの友達にも話を聞いてみると、同じ行動をかれこれ1年近く続けているという。

今のままで、壁を乗り越えられるのだろうか。

心療内科に通い始め、薬を処方されていると言う。

今や国民の半数は精神を病んでいると言っても過言では無いと思うほど潜在的精神弱者は多いと思う。

飽食の世の中が、「何とか適当に生きていける」という図式を作ってしまったが故の文化病だとオレは考える。

他人は自分には成り代われない事をもっと知ってほしい。

幾ら回り道をしても目指すゴールは加齢と共に死という自然浄化への道ひとつなのだから。


toto