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- 諸行無常 -

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2005年04月16日(土) 心の値段

故人の見舞いに行っていた頃を思いだす。

苦しさに顔をゆがめるのが普通だろうけれども、見舞いに行くと無理やりな笑顔で話す。

カテーテルが胸部にも鼻にも通っているから話しづらいはずだけど

無理をしていた気がする。

色々考えるところはあっただろう。

悔やむ気持ちと切ない気持ち。

その後、様々な出会いがあり、その中にも見出す事の出来る

優しさという、本来の人の真心と呼べる物の存在。

優しさをもって接してくれた人への恩返しや言葉をもつことがこれまでに

出来ただろうか。

人の気持ちは複雑に絡み、難しい局面にさえ発揮する、人の真心。

人を思いやる気持ちと言葉。

生きていく中で大切な物。

頂いた言葉を見たり聞いたりするたびに心を白く広く真直ぐに綺麗に居たいと

そう感じます。

真心とは人の心の最も崇高な部分。

もてない人も世の中には居るけれど。

心に値段はつけられない。


toto