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- 諸行無常 -

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2005年04月15日(金) Seed-Master

とあるテレビ番組でまた興味をそそるドキュメンタリーがやっていた。

それはウイルス(病原体)と、生物の進化との関係であり

尚且つ、その発展や進化には必ず、彗星が関係しているという物だ。

彗星は数年周期で地球に近づく物や、数百、数千年周期でめぐり近づく物もあるとされ、

これまでに約2,000以上もの彗星が確認されているのだそうだ。

そして何故、彗星にウイルス、進化論が関係するのかというと、

こんな説を唱える人がイギリスやUSA各地に居るらしいのだ。

仮説はこうだ。

『彗星には有機物が含まれていることが解り、地球に近づき粉々になって落ちてくる彗星の中には、生物の元素になりうる物が存在する』そうで、

『かつてアポロ計画の中に地球から持ち上げられたウイルスが月面を2年間も生きていた』という事実や

『ウイルスを制空権上に放置しても大気の存在しないところで生き続ける』など

驚くような事が解明、実験されているらしいのだ。

つまり、彗星にのってやってくるウイルス、100日風邪やSARSや、所謂風土病は

その地に落ちた彗星破片によるウイルス被害なのでは無いかという仮説がある。

3年周期で起こる疫病流行に、平行してかならずその年の同じ時期には彗星群が現れていると言う。

これを単なる偶然が重なり、起こることは想像も付く事だが

生物進化に於いては、例えばキリンが元来首の短い生物で、ダーウィンの進化論で考えると、

高い場所の枝葉を食すために首が何十年何百年何千年もの間に

長首進化をしたという説になるのだが、実際の所、首の長くなるまでのキリンの祖先の化石や痕跡は見つからないのだという。

また、人類の祖先とされる、猿類からアウストラロピテクスに至るまでの間の

途中進化の痕跡、化石はやはり無いのだそうだ。

つまりこういう事になる。

ウイルスが彗星に混じり地球に降り立ち、そのウイルスがそれまでの生物に入りこみ

何らかの突然変異、又は抗体生成により、形を変える=進化と見る事だ。

これなら考え方にも説得力がある。

実際この方法論で考える研究者が増えているらしい。

またNASAでも某大な計画が企てられており、『Deep Impact 計画』と言う

地球の近隣を軌道とする彗星群のひとつに研究用ポットを打ち込み

内包物を明かしてやろうという計画なのだ。

それによって様々な進化論や、元たる物が何なのかを知ることが出来る手がかりになるのである。

このような事が続き今のわれわれが地球という生命体存在の域に於いて

一番の知恵をもち君臨する生物となっているだけということらしい。

また面白い意見としては、実は意図的な彗星群へのウイルス寄生により

何ものかが地球という天体そのものを研究地として、未知の生命体が我々の進化を導いているのでは無いかという説もあるようだ。

まぁこれについては、何ともいいかねるが、否定を出きる根拠は何も無い。

前出のウイルスと彗星による進化論は、これまでずっと信じられ続けてきた

ダーウィンの進化論を部分的に否定するものとなり、人類至上最大の発見に繋がる事は間違い無いと思われる。

NASAを始め、これらの研究者による、何かしらの結果が、我々が生きている間に発見され解明されれば

また生きている間の楽しみの一つとして心待ちにする事が出来る。

仮説とは本筋を裏付けるまでの一考であると俺は考える。

仮説無くして本節はありえないのである。


toto