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- 諸行無常 -

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2005年04月02日(土) とある女性誌の記事から

かれこれ十数年、仕事柄殆どの女性誌に目を通し、関心が女性のものに集中することが多い。

今日もとある30代の為のファッション紙を見ていると、冒頭のコラムに

『幸福不感症』と言う文字が書かれていた。

内容を読んで見ると、つまりは人に先駆けて、色々な経験をするも、納得のいく物が得られず

結婚、出産、仕事、遊び、趣味、全てに於いて腰を据えられない事を指している。

これが発言にも留まらなくなり、デリカシーの欠如にも覆い被さってしまうと言う始末のようだ。

感心が次から次へといく様は、幸せに満足が行かないのでは無く、幸せを感じる為のハードルが高くなっているため。

このような人たちは意外と多いのでは無いだろうか。

男女問わず、全てに於いて飽食の時代となった今、感じる事のハードルは常に上位にあり

欲する物への飽くなき欲望だけで成り立っているという虚しい『幸福不感症』は

現代のどの分野にもどの性別にもきっと少なからず存在する。

ただし、それを肯定も否定もできないのが、人とのボーダーラインだろう。

気付くのは自分だけでいいのだから。。。


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