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- 諸行無常 -

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2004年12月17日(金) 悲しい結末

朝仕事に行く準備をしているとドキュメント番組で

出生の秘密を露にする番組がやっていた。

ものすごい確立で出会い愛し合った2人が実は兄妹だったりとか

18と17の夫婦に出来た子供を祖父母が養子縁組をしたりとか

そんな番組だった。

悲しい結末だった。

朝から涙をボロボロ流してしまった。

人の人生は父母に命を与えられてそこに在る。

もしも父母が中絶を選択すれば命はそこには存在しない。

破滅的に人生を送ることは楽かも知れない。

父母が我が子を育てる苦労を一瞬にして断つ事も出来る訳で

父母の血と汗の結晶を水の泡にする事になる。

悲しい人生や生き方なんてどこにもあるだろう。

自分だけを悲観すれば滅入るだろうし、モチベーションも減退する。

人が死のうと思えるのも生きているから出来る選択の一つ。

生きていなければ、父母の存在も、恋人の存在も、我が子の存在も

何も感じずに無のままに、ただただ空気同様に宇宙の道理を過ぎていくだけ。

何も存在しなければ、そこには何も感じることが無いから。

輪廻が存在したら、ひょっとしたら自分は虫けらになっているかもしれない。

川の魚になっているかもしれない。

山の小動物になっているかもしれない。

人として生を受けた事を少し感謝しなければならないのかも。

今年もまた年末にかけ、自殺者が増えるだろう。

簡単に命を絶つことを選択する前に、ほんの少し深呼吸をして欲しいなと思う。

深呼吸で何も解決はしないけど

輪廻のその後、虫になって生まれるのは嫌だもの。

俺を含め、年末と言うのは切羽詰まされる、嫌で大事な時期。

苦しみを乗り越えなければならないのなら、その苦しみをしっかり乗り越えるだけの、考えをしたらいい。

慌てずに深呼吸をして。

そしていつまでも自分に素直でいられる事が心の重荷をほんの少しだけ楽にしてくれるんじゃないだろうか。

今年もあと14日ほどで幕を閉じる。

去年の年明けからアッと言う間の1年だった。

早い一年。

何もせずに終わってしまわないように、今年やり残した事をしっかりやる事が必要だ。

色々あった去年と同じ年の越え方はしてはならない。

おれは一つし残していることがある。

それをしようと思う。

あと数週の内に。







toto