++ diary ++

- 諸行無常 -

日記の表紙に戻る過去の日記新しい日記


2004年12月13日(月) モンテドーロ

イタリアのモンテドーロのコートを先生に譲った。

大事にしていた物だった。

生前故人に買ってもらった物だった。

モンテドーロは歴史の古いイタリアのスポーツコートや雨具を作っているメーカーだ。

洒落の効いたイタリア人らしいコートだった。

元々俺には少し丈が大きかった。

カーキ色のボディにパッディング・ライナーの付いたコートで

形はバルカラー。

二度と買う事が無いだろうコートだけど。

先生なら、と譲る事が出来た。

今日は、小○君の古着の商材が足りないと言うので、店を見に行って見ると

借り物の委託分が返品処理しなくてはならないと言う。

返品処理を少し手伝い、店内の全く半分が商材無しの状態。

これでは営業出来ないから明日は休むと言い出した彼。

俺は自分の所の在庫を彼に提供する事にした。

もともと在庫過剰な分を彼の店に車で運び、何とか形にした。

彼は迷いながら商売をするタイプ。

解っていつつも最初の一歩が踏み出せない彼。

ウインドウ際のVMDも助言を加え、家のアンティークテーブルなどを貸し出す事も検討させた。

彼には足りない物が多いが、何とか頑張って欲しい。

ただでさえシャッター街になりつつある通りなのだから。


toto