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- 諸行無常 -

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2004年08月11日(水) 卑下悲壮心

人は苦労の経験や度合いが少ないとちょっとした挫折で

我を見失いどん底に追いやられたように思い込む。

世の中を良く見渡して欲しい。

世の中には身体的欠陥、精神的欠陥、様々な面で不遇な思いを強いられながら生き続けている人が沢山居る。

挫折の回数ほど人生の山を上る事が出来、苦労の回数ほど山からの視界は広がり良く見える。

自分が常に不遇だと、それを感じすぎないで欲しい。

卑下したり卑屈に思う事は誰にでもある事で、100%の自信を持っていまを生きている人など少ないと思う。

むしろ根拠の無いポジティブシンキングで生きている人ほど

我を隠そうとしてる人が多いのかも知れないなんて言う事を考えてしまう。

実際あまり考え込まない性格の人もいると思うけど。

悲壮な思いは心を病ませ

精神衛生上良い事など一つも無い。

世の中には不遇な物を探せば限り無く存在するのも事実で

戦争被害、薬剤被害、人種差別、

色んな世の中に視野を広め、もっともっと自身の身の置場を考えて欲しいと思う。

全てを悲壮に終始し自身の悲しい物語で結末せずに

まだ楽しみを求められる自分の時間や体力、そして五体が有る事に

感謝して。

楽しみと言う字は『楽(ラク)』と言う字。

体をラクに保つ事。

それが楽しみを少しでも増やす一つの方法では無いだろうか。

心の持ち方で荷物を軽くする事が出来ると言う事。

実務的な現実悲壮の他に心で病まずに居られない人に

そう思って欲しい。

血液が循環し、呼吸をし、今、この世に在る事をもっともっと考えて。



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