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2004年07月23日(金) フィオレンティーナ復権へ

以前触れた事の有る破綻したセリエAの覇者『フィオレンティーナ』

そのフィオが再度セリエC(4部リーグに相当)から再出発を、計り

ついに今年セリエAに復活する。

実力で上り詰めたのだ。

しかも使用が許されて居なかったこの2シーズンぶりに『フィオレンティーナ』の称号を使用できる事となり

ついに復権へ向けての第1歩を標す運びになった。

かつてフィオレンティーナ出身の名プレーヤーは五萬と居たが

R・バッジォ、M・ルイコスタ、そしてセリエB陥落の時も支え続けた

アルゼンチンが生んだ名フォワード、バティステュータ等

スペシャルなプレーヤーが多かった。

老舗にして、常に覇権を争うTOP7と言うチームの一つだった。

今年再建し、復権に向けて、日本の中田が移籍する事になった。

実は中田はあの名門、R・マドリー(スペイン)からの正式オファーを断り

フィオに決めたのだ。

名門でサブに回るよりも、自分を中央で使ってくれるチームを選んだ。

俺の考えだとイギリスのプレミアシップも中田に合っている様な気もするのだが

所属事務所の公式発表によると『生涯セリエ』だそうだ。

日本とイタリアを結ぶ固い掛け橋となっている事は確かだが。。。

プレーヤーとして見た場合、日本代表の中では孤立する選手だと俺は思う。

むしろ中央では無く、右サイドや左サイドもしくはボランチの位置で

チームを操る方が中田が生きそうな気がする。(無論独断)

フィオはまだ有名選手の補強が出来ておらず、金銭面でも中田を利用した

マスコミアピールや広告収入などサブビジネス面での収益も期待しているに違いない。

それ以上に中田が生きるフォワードを獲得して欲しいと個人的には思う。

スピードが有り、ディフェンダーの裏を取れるフォワードだ。

前所属のパルマにレンタル在籍していたジラルディーノ、アドリアーノなどは

中田にとても有っていた気がするのだが、チーム方針上中田とホットラインを

作る事は無かった。

さてさて、俺はこのフィオが好きなチームの一つで、チームカラーも薄紫だったのだが

今期もそのカラーを使えるのか、フィレンツェのサポーターはイタリア一荒くれと言うお墨付きだが

果たして中田はボローニャ同様にチームの救世主となりうるのか乞うご期待だ。

中田の唯一凄いところは、チームを移動しても直ぐに結果を結びつけるところだ。

イタリアの目の超えたサポーター達は、結果を出せば直ぐに受け入れてくれる。

仏の顔も三度までのような所が有り、結果を出せないプレーヤーは

どれほどチームに貢献していても受け入れられないのが実状なのである。

中田は日本代表に必要不可欠なプレーヤーとは思わないが

海外の中心選手としての中田は確実に必要不可欠な生きるプレーヤーになっている気がする。



toto