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- 諸行無常 -

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2004年07月08日(木) 無の苦痛

無の苦痛

様々な無が目に見えない苦痛として

降りかかり、モチベーションを低下させる。

夜を越し、朝、意気揚揚と力むも

目に見えぬ苦痛は確実に心を蝕み、気持ちを萎えさせる。

目に見える結論や結果、形を変えた姿を見る事でそれは

心の安心となり、束の間の心の安堵を作る。

見えない苦しみ

それは如何ともする事が出来ぬ無の苦痛。

ただ虚無感に流される制動的な心の空白とは違い

動きを求める時間との戦いの間に生まれる苦痛。

耐え忍ぶその忍耐にも無は脅迫観念として覆い被さり

またしても心を蝕み続ける。

今をどうして生きようか。

今をどうして越えようか。

今自分は何をしなければならないのか。

自分を見失う事ばかりが次々と頭の中を巡り輪廻する。

こんな苦痛とどれだけ共棲しただろう。

麻痺が麻痺を生み

パブロフの犬

のようにシンドロームを心に作り上げる。

避けざるを得ぬ苦痛や葛藤と常に向き合いながら

遠回りを続けて来た今の自分に未来を考える心の余裕は無い。

それでも時間は容赦無く自分の背中を押していく。

重い足を一歩づつ持ち上げられ

次の場所へ進まされる。

下がる事も進む事も留まる事も許されない

時間との葛藤。

いつまで続くのだろう。




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