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- 諸行無常 -
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2004年05月13日(木) |
24時間営業の動物病院 |
例によって深夜のテレビ番組を見ていると
24時間営業を続ける動物病院の先生のドキュメンタリーをやっていた。
その先生は関西弁を話す都内開業医。
山中湖にも別荘を持ち、車はベンツのMクラス、都内に一軒家も持っている。
何一つ不自由は無いそうだ。
時々体を気遣って腹部に自らインシュリンを打っている。
それでも見ていると食生活は荒れ放題にしか見えなかった。
その先生は家が別にあるにも係らず24時間365日病院の屋根うらで生活をしている。
2匹のゴールデンと共に。
なぜこのような生活をしているのか?の問いに
『動物が好きだから、動物が可愛い、動物は嘘を付かない、従順』
と言う言葉が返って来た。
きっと過去に何か苦い経験でもあったのだろう。
とは言え、この先生は始終この場所に起き、眠り、食を取り、どこへも出られないそうだ。
一日に、それも今年の元旦に骨折のオペが2つもある日も有ったようだ。
それでも先生は優しい言葉使いで動物を看てあげる。
それが先生の病院を口込みで知らせた理由だろう。
先生は後10年はこの生活を続けるらしい。
齢60強を過ぎてこの職を離れ、その後は動物を亡くして心寂しい人達の
相談役を買って出るのだそうだ。
動物には特別の感情を抱き
この先生のように動物に接している人がいた。
その人は動物の話しになると激昂するほど感情的になる。
きっと心の心底が優しい人なのだと思った。
虚無を埋める術を知らぬ人間は動物を介して愛情を生める。
動物は人間と切っても切れぬ『パートナー』なのかも知れない。
おれも犬を飼いたいと常々思っていたけど
そんな10余年を犬のパートナーで過ごすのも良いかも知れない。
歳を取るって言うのは色んな弊害や勇気や若い時に持っている全ての自信を奪っていくから。。。
toto
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