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- 諸行無常 -

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2004年03月30日(火) 断末魔

故人が死ぬ直前白目を向き、それこそ死にそうな声と言うのを発して

声を荒げていたのをずっと傍で見てた。

死を間近に見ると言うのはそういう事なのだと実感した時が有った。

今祖父が危篤でおれは運悪く風邪を引いている事も有りまだ逢いに行けて無い。

祖父はもう自分の子供も解らない程錯乱し、薬漬けの状態になっているらしく

祖母を心配して逢いに行くような物になってしまう。

祖母も体調不良で祖父の面倒すら見て上げられないほどだ。

おれの育ての親でもあるこの母方の祖父母が今まさに断末魔の声を上げようとしている様なこの時期に

おれにはいつも不運が続く。

またしても問題発生でおれの行く手を阻む出来事は後を断たない。

おれは人の死をもう間近で見るのは嫌だと言う気持ちと色んな思いが交錯している。

逢いに行けば見たく無い光景を見る。

逢いに行かねば後悔となり悔やむ。

危篤から数日経った今、病室が相応しい病室に移されてしまった。

おれは自分の行く手を阻む問題や出来事がこれほど恨めしいと思った事はない。

ここ数日のおれはおかしくて精神状態が安定しない。

ちょっとした事でイライラし、仕事場の音楽、物音でさえ、過敏に怒りとなって反応する。

自宅に居てもそうだ。

暖房の警告音ひとつをとってもイライラが募り暖房に当り散らす。

疲れだろうか。

人の心の応援や後押しをしているにも係らず、ここ数日は自分を取り乱したままだ。

おれの体の中で何かが起こってる。

頭の中で何かが起こってる。

毎日を平穏に普通に当り前に暮らしたい。

ただそれだけのちっぽけな幸せでいいのに、それが叶わない。

普通が欲しい。

ただそれだけなのに。。






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