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- 諸行無常 -

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2003年10月25日(土) キャッチミー・イフ・ユーキャン

同名の映画をレンタルで見た。

実話が元になっているスピルバーグ作品だ。

レオナルド・ディカプリオとトム・ハンクスが共演する大物詐欺の物語。

おれはこういう破天荒な人の物語が大好きだ。

誰でも一度は憧れるルパンやダブルオーセブンみたいに

人を欺き華麗に泥棒やスパイをやってのけるその生き方。

ディカプリオ扮する役はとっても大胆な詐欺だった。

パイロットや弁護士にも扮し、最終的に(現在も健在らしいが)FBIの

偽造犯罪防止の為の捜査に加担し、懲役を減役し、今も尚、結婚、そして子供3人と共に生活をしているという話しだ。

この人の本当に偉いなと思う事が2つ。

ひとつは弁護士の司法試験をどんな手でクリアしたのか。

これは物語の最期にも言っていたが、『2週間勉強した』と言うものだった。

これには驚いた。

それから、もうひとつ。

FBIの捜査協力後、偽造不可能な小切手帳の作成に成功し、今尚、印税で生活している事。

これも犯罪経験無くしてはありえない事であり、尚且つ、社会復帰を真っ当な形でし、富をも得た事。

これらの犯罪に動いてしまった理由は幼少期の環境に有ったと言う。

父の事業の失敗、母の浮気による離婚。

本来有るべき家庭の姿をほしがるがゆえの、豊かな人間への彼なりのアンチテーゼだったに違いない。

おれにも同じ気持ちが有ったから時代のルパンや007になりたい気持ちが沢山あった。

育つ環境と言う物が子供に与える情操は本当に大きい物だとあらためて実感する。

物語そのものは簡単なストーリーだけにぜひ見て欲しいと思う。





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