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2003年09月15日(月) ホスピスの現状

日本は医療の現場が非常におくれている。

大学病院の試験治療以外は大幅に遅れているのだ。

もちろん倫理観をどのように取るかと言う患者や患者保護者の一方的な解釈にもよるが

現在ガンの患者のほとんどが自宅治療によるホスピス(和やか、暖かな治療の意味を指す)治療を望んでおり

ドイツや欧米では患者の殆どが『在宅ホスピス』と言う形をとっているため

自宅で息を引き取る患者が多いのだと言う。

日本は約8割程が病院で最後を遂げる。

日本は『在宅の老人介護』が有るのに対し、癌患者への『在宅介護』がおくれている。

食べ物や飲み物をも口に出来ずにIVHや点滴による栄養補給を余儀なくされる

患者にとって自宅にいられる事がせめてもの心のゆとりとなる事は間違い無い。

医療の現状が進むのに対し万全の策を敷き、挑むのは患者も医者も同じだろう。

但し末期の癌患者に対してのホスピスをもっと視野の広い部分で見て上げて欲しい。

限られた残り少ない命をどのように過ごしたら、患者は救われるのか。

どんな事でもかなえてやりたい気持ちがホスピス治療を変える事に繋がれば良いと思った。

現在日本の中でもにわかに『在宅ホスピス』が根を張り始めたらしい。

少しでも日本の医療の現状が進み、不治の病がひとつでも少なくなって欲しいと思う。


toto