- 諸行無常 -
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| 2003年05月10日(土) | 半生�� |
今から１５年ほど前。
おれの好きな義彦さんが中古のBMW525IMテクを買った。
当時おれはサーフィンとボードに熱中していたので車もユーティリティの
高い車を乗り継いでいた。
当時ピックアップのダブルキャブに乗っていたおれは義彦さんのMテクがとってもかっこ良く見えた。
そのあと義彦さんは立て続けに一つ新しい535Iを買った。
その時におれも義彦さんの真似をして初めて外車BMW325Iを買った。
紺色でクーペボディの方でBBSのアルミにスポイラーと言う感じ。
とにかく左ハンドルに浮かれて色んな所へ走りに行った。
トラブルもフォグが切れる程度だった。
BMWオーナー専用のMカードと言うBMW関係の修理や購入品だったら
100万円まで買えるカードも持つことができた。
当時まだボードをしていた俺はBMでボードにも行った。
助手席にボードを乗せて山を登った。
加給機の音が独特で今でもたまに思い出す。
中央道で２００kmが本当に出るのかチャレンジもしてみた。
何もかもが自分にとって自身に変わっていた頃だった。
ナタリーコールのピンクキャデラックやキャリンホワイトのロマンティック
アリソンリメリックのメイキット・オン・マイ・オウン
当時J-Waveからピックアップしたお気に入りを常に持ち歩き
毎日が上機嫌だった。
実家のゴタゴタを除けば…。
実家は俺が14位の時に当時の金額で約3億の倒産をして夜逃げを経験した。
家族バラバラに暮らした。
今でも玄関のチャイム音やインターフォン、電話の音などが
怖いトラウマを残している。
時折自宅に忘れ物なんかを持ちに帰ればそこにはやくざが日本酒に花札。
社名も一時的に変わり再建をその後するまでは色んな経験をした。
そんな時代を生きた経験が物事に動じない性格を形成した事もあった。
19歳くらいの頃のある日
当時好きだった女の子（2度告白して2度フラレタ）を山頂のバイト先へくるまで迎えに行った事が有った。
その帰りもう少なくなっていたブレーキパッド気付かず乗っていた俺は
帰りの峠道、ベーパーロックになった車をサイドブレーキだけで
降りてきた事が有った。
その時にも余りにも冷静に運転していて、焦る素振りを見せなかったので
動じない事を不思議がられた事も有る。
人それぞれ色んな環境で育ち色んな部分を持ち続けたりするんだよね。
それでも相変わらずこの頃は理由もなく自信に満ち溢れていた。
若い事をイイよねって言う気持ちって
こんな自信の事なんだろうなって、３５になった今思う。
まだまだ若いはずなんだけどね。。。
