鼻くそ駄文日記
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2002年03月13日(水) 自然

ダーウィンの進化論を
日がな一日勉強しました
弱者は滅び
強者のみが生き残るのが
自然のようです

首の短いキリンさんは
木の実が食べられないので
死んだそうです
そして
首の長いキリンさんだけが
生き残ったそうです

そうやって
強いもののみが
生き残り子孫を
残せるのが
結果的には種の力を
強くするそうです

セイウチが
ハーレムを作ることは
よく知られています
群の中でオス同士は戦い
いちばん強かったオスだけが
群のすべてのメスと交尾が
できるんです
あれなどは典型で
強いオスの遺伝子を
メスは残そうと
してるんですな

このダーウィンの
進化論をもとに
一九八〇年代
ペトリーという英人が
ある研究をしました

クジャクのオスは発情すると
求愛のダンスを踊ります
発情期になると何羽ものオスが
並んでダンスを踊り
メスを誘います
ペトリーは十羽のオスを
観察しました

強者のみが子孫を残せる
自然界の残酷さは
当然のごとく発揮されました
十羽のオスのところに
十一羽のメスがやってきました
しかしそのなかで
交尾ができたオスは
たった四羽でした
さらにその四羽のうち
もっとも交尾できた一羽は
五羽のメスと交尾しました

ペトリーは考えました
どうして交尾ができるオスと
できないオスがいるのだろうか

そしてペトリーは大発見をします
オスの羽根の目玉模様
あの目玉模様の多いオスほど
メスと交尾していたんです
この研究は現在では更に進み
たとえばツバメは尾羽が長いほうが
メスと交尾する機会が多いことなどが
確認されています

つまり美しいオスほど
メスと交尾する機会が多いんです
更に美しいオスほど寄生虫など
外敵への抵抗力が高いことも一部ですが
確認されています
美しいオスほど
大きななわばりを持つことも
確認されています

美しいものイコール強いものであり
美しいものほど生存能力も
あるわけです

ということは
ヒトがよく言う
顔が悪くったって
というのが自然界では
通用しないわけです

美しくない生き物は
子孫は残せない
病気になりやすい
なわばりも小さい
それが動物界の
常識なのです
そして
人間も動物です

ぼくは
キリンさんが好きです
でも
ゾウさんのほうが
もっと好きです







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